本当なら明日がいいのだが、二日続けて雨模様らしい
ので、一日早めて自らの誕生日を祝うことにした。
糖尿病を克服できそうという理由の方が実は大きいの
だけれど・・・ね。
寒い季節なので、私は胎児の身で臍の緒を首に二重も
巻きつけていた、とは産婆さんと母の弁。
そう言われたってねぇ。
つまり、生まれつき親不孝者だったようである。
だから、この世に出るまで時間を要し、普通なら15日が
誕生日で坂本龍馬と同じだったのに、16日午前3時に
産まれたから凡人になったのだろう。
普段穿きのパンツもお祝いとしてネットで買った。
4枚250円で郵送費込み1.000円。
それでOKと注文し、入金(8日)したのだが、13日に
なっても届かないから(あれっ?)と思い始めた。
スマホで配送経路を調べたら、近所のくろねこヤマトに
住所不明の理由で留まっていると分った。
電話したら、部屋番号が印字されていなかったようだ。
自分から受け取りに伺ったら、笑顔美人の優しい対応。
・・・ 近頃、なんかツイている私である ・・・
もう一つの誕生祝いは、蕎麦。
小麦粉二割のいわゆる二八蕎麦なんだが、糖質は高い。
それでも、誕生日なんだからいいだろう、と決めたのだ。
市立図書館とコーラス練習の会場は同じ建物。
だから今日は、コーラス終了後に近くの蕎麦専門店へ。
注文したのは掛け蕎麦800円。その店の味を知るには、
掛け蕎麦が一番なのである。
食べながら、私は一人の糖尿病患者を思い浮かべた。
かみのやま競馬のリーディングトレーナー(調教師)だ。
上山の蕎麦屋で偶然出会い、「ほんとはお前さんの様に
大盛が食いたいんだが、糖尿でね」と言ったのだった。
もう30年以上も昔のことなのに、ふっと思い出したのだ。
人生には避けようのない厄介だって沢山あるものだ。
Ⅰ型糖尿病はその一例だが、私の糖尿病は避けられる。
避けられる厄介は避けるべきなのだ。
次に蕎麦を食べられる日はいつだろうか。
それを考えただけで、(避けられる厄介は避けるべし)と
強く思うのだった。
【追記】お店の蕎麦汁が残念だった。
本当に美味しい蕎麦汁とは、蕎麦湯で薄めても薄めても
出汁の味がするものだが、それが全く感ぜられなかった。
だから店名は出さずにお仕舞いとしたい。