(幻冬舎GOLDLINEの記事なんぞ読む必要が無いよ)と
思っている私が、今回だけは(そうなんだよ。その通り!)と
笑いながら心地良くなった。
そのタイトルは・・・、
【奨学金なんて借りなきゃよかった。・・・手取り28万円・・・
後悔しています。30代サラリーマン家族の悲鳴】
特に明確な目標がなくても「取り敢えず大学に行く」という
考えが広がり、親たちも「無駄な苦労は避けた方がいい」と
考えて子供に大学進学を勧めることが多い。
そうなんですよ。お金持ちなら、そういう進学でも構わない
のだが、貧しくて優秀でもないのに進学したがるのが問題
なのだ。その上、平均300万円もの借金を背負うんですぞ。
奨学金には三種類がある。
①返済不要の「給付型」。
②無利息の「貸与型第一種」。
③利息がつく「貸与型第二種」。
私が認めるのは、優秀な人だけが認められる①だけ。
②③は大学に進学すべき人ではなく、資格が取れる専門学校に
行くか、先ずは就職すべき、と考えるのだ。
さて、元に戻り、「親たちも無駄な苦労は避けた方がいいと
進学を進める」の「無駄な苦労」とは、どういう意味なのか、
滑稽じゃありませんか。
「無駄な苦労などはありませんよ」と言いたいのではなくて、
具体性を欠いて何を言っているのか、私には理解不能だ。
彼らの台詞は聞きようによっては、「大学に行かない人たちは
無駄な苦労をした人たち」になってしまうが、本気でそう
考えているのだろうか。ねっ、そういうことになりますよね。
実は、大学に入らなくても、生涯収入に差のない、若しくは
大卒者よりも多い人は沢山居るのが世の中なのである。
つまり、勘違いしている人が実に多いのだ。
職業はサラリーマン一択・・・みたいな(笑)
結論を言うと、大卒じゃないと就けない職業があり、それを
達成できそうな人と、目指すべき人が行くべきなのである。
だから国立大学だけで十分で、寮から食事まで完全無償化が
望ましいのである。
興味深いのは、この記事への反応である。
「私も奨学金を借りて後悔している」と言う人が多く、借りて
良かったとコメントしている人は、やはり、それなりの職業に
就けている人たちなのだ。
では、今の政治屋どもが何をしようとしているのかと言えば、
目先の票目当ての教育無償化である。
無意味な大学生への無償化も、それに含まれるのだろう。
やはり、ここでも無駄遣いが横行するようになるのである。