ホイッスルバード あいざわぶん

捨てよ!新米信奉

何事も一概には言えない。
であるから総体論として読んで頂きたい御飯とパンの話。

コーラス教室でソプラノセンセが「二班に分かれるので
今朝パン食の人、手を挙げて」と言ったら、約150名の
うちの明らかに過半数以上の人が手を挙げた。
生徒はシルバー世代ばかりだから、松山市民はやはり、
噂通りにパン好きが多いと言っていいだろう。

パン食民を別の言い方をすれば、わざわざ高い主食を
選んでいる人々とも言えるだろう。
何故なら、パンは米の約二倍の価格だから。
小麦には中毒性があると言われているから、パン中毒に
罹ってしまった人々、とも言えなくはない(笑)
実際に私にも突き上げてくるほどラーメン・パスタ欲が
襲ってくるもんね。

さて、「そもそも論」に私は入りたい。
お米が店頭から姿を消した、足りない、買えない、のは、
吾々が御飯を食べなくなったからである。
安くて、美味しくて、小麦より健康と美容にもいいのに、
食卓から遠のけられたのだ。
それを言わずして、米不足は語られるべきではない!
本当に日本人の主食なのか、と言われ兼ねないほどに
米は食べられなくなっている現実がある。

だから国は生産調整に入り、当然備蓄米も少なくなる。
その結果が、今回の米騒動の根本原因なのだ。
そして、翻弄されているのは国民ではなく、実は米農家
なのだと認識しなければならない。

さて、農水省は「新米がすぐ出回るから」と言っているが、
その点に就いても私には言いたいことがある。
米の卸業者の倉庫には昨年秋に収穫した米がまだまだ
残っている筈である。
だから新米と同時に、残っている令和5年度米が新米の
価格よりも安く並ぶ筈なのだ。
私なら迷わず、それを買うつもりだが、たまたま売られて
いなかったら、試しとして米国産カルローズ米を買う。
きっと、(あっ、大丈夫、美味い)と思うことだろう。

吾々日本人にはまだまだ新米信奉が根強く残っている。
だけど、保存技術・精米技術・炊飯技術の発展によって、
古米も古古米も実は美味しく食べられるのだ。
そろそろ新米信奉を捨てるべきではなかろうか。

【補足】数年内に米は半分の費用で作られることになる。
そうなれば、米不足はもう起こらない可能性が高い。
同様に他の食料自給率も上がることを期待したい。
でないと、本当に困ることになるから。

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