ホイッスルバード あいざわぶん

自力避難者をも報道せよ!

20代後半だったと記憶するが、勤務先(競馬専門紙)の
慰安旅行で石川県・和倉温泉に行っている。
翌日、金沢競馬を見学したのだが、全てバス旅だった。
だから、当時の「JR線」も現在の「のと鉄道」も乗らずに
きてしまった。それ以降も何度か石川県を通っているの
だが、全て自分の車での通過である。

今朝の報道で、やっと鉄路状況が報じられたが、残念
ながら廃線になる可能性も大きいだろうと想われた。
乗客が今よりも確実に少なくなるのだから、廃線もやむ
なし、なのである。
でも、せめて和倉温泉までは復活させてほしいものだ。

何度も書くけれど、吾が国は確実に疲弊していく。
疲弊に加えて天災に襲われるのだから、疲弊度は想像
以上になるだろう。
だから、低所得者と自覚がある若い人は老後も考えて
暮らす場所を考えなくてはならない。
申し訳ないが、能登半島の未来は益々暗くなったのだ。

さて、日々の能登報道を見ていて物足りない点がある。
これから報道して欲しいのは、私のように自己完結して
生きて行こうとしている筈の人たちの行動である。
例えば、親戚・知人の家に避難している人たちのこと。
例えば、単身・夫婦などで賃貸物件に避難している人
たちのこと。
つまり、能登の人たち全てが地元避難所に居る筈では
ないからだ。
その違いを報道してこそ、天災国日本に生きる私たちの
ありうべき行動を知らしめるのではなかろうか。
被災したら全員が避難所に居る訳がないじゃないか。
誤解される報道ばかりするのはおかしい、と思うのだ。

もしも、能登や熊本と同じ程度の地震に松山が襲われた
場合、私には数名の親族から連絡が必ず来る。
「大丈夫か。こっちに避難したらいい」と言われるだろう。
熊本でも、能登でも、そういう人たちだって沢山居る筈
なんだが、何故か全く報道されない。
それって、自己完結する一つの道じゃないですか。
なるべく人に迷惑をかけずに生きる術じゃないですか。
そういう道もあることを何故報せないのか不思議なのだ。

要するに報道関係者って、泣いている顔を報せるのが
趣味なんでしょ、と少しばかり嫌味を言いたのだ。

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