旅二日目の朝は両方の下肢(弁慶の泣き所)が攣って、
ド痛い思いを30分以上も味わった。
2年前に大洲長浜の近くで、冷えたのが原因で攣った
所と同じ筋肉である。
思い起こせば、(長く歩く場合はストレッチをしてから)と
結論していたのに、すっかり忘れるんだなぁ。あはは。
快活クラブの個室で呻く訳にも行かず、必至で痛みを
堪えたのだった(汗)
・・・ これじゃ島に渡って自転車漕ぐのも怖い ・・・
ということで、あっさり予定を変更。
まだ午前5時前のことだから、考えるには時間たっぷり。
午前6時台の丸亀出発で、丸亀→坂出→児島(岡山県)
→坂出→丸亀→松山コースを目の前のパソコンで列車
乗り継ぎ時刻を調べたら、丁度都合がいいのを知った。
瀬戸大橋を渡った先にある児島駅は岡山県だが、その
駅までがJR四国管轄なので、私が購った一日切符で
問題なく行けるのだ。
瀬戸大橋は移住する前の居住探しで一度自家用車で
渡ったが、鉄道には乗ってないから、いつか乗りたいと
思っていたコースであり、それを選択したのである。
(朝の丸亀城)
(快速マリンライナー 下り)
丸亀駅から各駅列車で10分ほど乗れば坂出駅。
そこで高松駅発の快速電車を待って乗り込む。
先頭車両は指定席で、まるで特急並みの快速電車。
普通車両も特急並みの席で、皆がにこにこ顔なのは今
から渡る橋への期待感の表れであろう。
スピードも特急並みで、アッと言う間に児島駅に到着。
ここで約1時間の散歩と朝食タイム。観光港まで散歩し、
コンビニのお握り弁当を味わう。
散歩している老人が二人後ろを通ったが、二人とも私に
「おはよう」と挨拶したので、きっと挨拶の町なのだろう。
どこの町もそうあるべきで、児島はとっても素晴らしい。
児島と言えば、日本ジーンズ発祥の地で有名。
だから、駅の階段にはジーンズ模様が・・・。
再び快速に乗って坂出へ。そして坂出から丸亀へ。
丸亀駅で松山駅までの各駅列車に乗り換えるのだが、
時間待ちがあるので駅前散歩。
誰かさんのアート作品がドカンと駅前にあるが、写真で
お解りのように、青空に勝る作品は無いように思えた。
だから自然に、こういう構図の写真になるのだろう(笑)
丸亀で9時30分発の列車に乗り、松山着が14時。
何度も何度も駅で休みながら、一輌列車は進むのだ。
勿論、トイレが無い車両だから、どこの駅で何分間停車
するのか、旅に出る前に調べてある。
旅慣れない老人が乗る列車でないのが残念である。
運転士や車掌だって、時には困るだろうが・・・。
12時到着の西条駅で約20分間の停車。
コンビニで弁当とお茶を買い、駅構内で食べる。
最後の写真は、今回の旅の主な荷物になった歌集。
私が投稿している新聞歌壇の選者(52歳)の第一歌集
だが、大変だった人生に同情もし、安定した詠み振りと
個性を重んずる詠み口に感心した。
この人も(歌と出会って良かった)と思っていることだろう。
【旅費の内容】
「四国再発見早トク切符」2.100円×2日分 4.200円
胃袋に入った物の合計額 2.987円
宿泊代 ネットカフェ 快活クラブ 2.160円
総合計 9.347円