【今日は何の日】
⭕️上野動物園開園記念日(3月20日 記念日)
1882年(明治15年)のこの日、日本初の近代動物園として、「上野動物園」が上野公園内に開園した。
当初は1ヘクタールの広さで、水牛・猿・鷲などが人気を集めていたという。入場料は平日が1銭、日曜日が2銭だった。現在、人気のジャイアントパンダのほか、スマトラトラ、ニシローランドゴリラなどの希少動物を含む500種あまりの動物が飼育されている。所在地は、東京都台東区上野公園9-83。
この日は「開園記念日」にちなんで「動物愛護デー」とされている。また、この日は5月4日の「みどりの日」、10月1日の「都民の日」とともに入園料が無料となる。ちなみに「小学生以下」および「都内在住・在学の中学生」はいつでも無料で、5月5日の「こどもの日」はすべての中学生が無料となる。
第2次大戦中には「猛獣処分」と呼ばれる悲しい出来事があったが、これまで上野動物園は「生きた博物館」として世界各地から集まった様々な動物を展示してきた。また、都立動物園でありながら、日本を代表する動物園としても機能しており、1972年(昭和47年)には、日中国交回復を記念しジャイアントパンダの「カンカン」「ランラン」が来園し、大変なにぎわいを見せた。
上野動物園は多くの動物において繁殖に成功しており、その長い年月で培ってきた飼育技術を活かして、様々な動物の魅力的な展示に取り組み、また、多くの人々に楽しんでもらいながら、野生生物保全の重要性を伝えている。