【故安倍晋三氏が目指した日本は何か】
⭕戦後レジームからの脱却❗
戦後レジームからの脱却とは、第二次世界大戦後に確立された日本の政治、経済、社会の基本的な枠組みを見直し、より自主的で独立した国家体制へと移行することを意味します。具体的には、以下の二つの大きな意味合いがあります。
一、戦後の高度経済成長期に自由民主党政権が確立した雇用制度や社会保障制度、農業のしくみ、税制、貿易のあり方、地方自治などを解体し、新自由主義的な経済社会体制へと変革することです。これには、非正規雇用の普及、社会保障の緊縮、企業主体の農業、法人税減税と消費税増税、自由貿易の推進、道州制の導入などが含まれます。
二、ポツダム宣言と日本国憲法に基づく戦後日本国家の政治体制を解体し、憲法を改悪して日米安全保障条約に基づく日米軍事同盟をグローバル化することです。これには、国家秘密保護法や集団的自衛権の行使容認の法体系の整備、国家主義的な教育政策、靖国神社公式参拝、植民地侵略・軍慰安婦問題のあいまい化などが含まれ、〘戦争する国〙を国民が支持する体制を構築することを目指します。
このような「戦後レジームからの脱却」は、安倍晋三元首相が特に強く訴えたもので、日本が占領下で決められた枠組みから脱し、自主独立を果たした後に国の枠組みの完成を目指すことを意味しています。
安倍氏は、国防規定や緊急事態条項、教育の理念など、本来独立国として持っているべきものが欠けているとして、国民の手による憲法改正を実現することの重要性を強調しました。
以上の内容を踏まえて、戦後レジームからの脱却は、日本が真の独立国としての自立を目指し、国際社会での新たな役割を担うための重要なステップであると言えるでしょう。