魚鳥木、申すか?申さぬか?

ぎょ・ちょう・もく、申すか?申さぬか?
申す!申す! 魚⇒ニシキゴイ。鳥⇒ニホンキジ。木⇒制定無し、花は桜と菊

1日だけで46,000日のお参り効果!「四万六千日」

2017年07月10日 | お出かけ
観音様の縁日は毎月「18日」だが、
これとは別に室町時代以降「功徳日」と呼ばれる縁日が新たに加えられた。
中でも7月10日の功徳日は、その利益が最も多くて「四万六千日」と呼ばれるようになり、
10日に一番乗りで参拝したいという民衆心理から、前日の9日より人出があり、
7月の9日・10日の両日が、「四万六千日」の縁日と受け止められるようになった。

浅草観音が最も有名だが、かっては本所回向院の一言観音、
四谷の汐干観音、神楽坂の襟掛観音、駒込の大観音などが参詣人で賑わったという。

護国寺では開帳法要が7時30分より行われ「雷避け」のお札が授与され境内には露店も出店する。


護国寺
徳川綱吉の母、桂昌院の発願によって天和元年(1681)に創建された。
開山は亮賢。本尊は如意輪観音。江戸三十三箇所観音霊場の第13番札所である。
近代以降は宮家の墓所(豊島岡墓地)が造られた。これは1873年(明治6年)、
明治天皇の皇子の死去を機に護国寺境内の東半分が皇族墓地とされたものである。



雷除けのお札
その昔、落雷のあった農家で「赤とうもろこし」を吊るしていた農家だけが無事であった事から、
文化年間(1804~1818)以後に、「雷避け」として、赤とうもろこしが売られるようになったが、
明治初年に不作が原因で出店ができなかったことから、これに代わる「雷除け」が人々の要望により、
四万六千日の縁日に出されるようになった。

「観音経」の中に「雲雷鼓掣電 降雹 大雨 念彼観音力 応時得消散」という一文がある。
真心より観音にお願いすれば、雷鳴がとどろき、大雨や雹が降りしきっていても、たちまちに晴天になり、
その難を免れることが出来るという意味だ。

「雷除け」は何か事に出会い心が乱れて理性を失う時に観音を身近に感じ、
利益を頂き心を安めるためのお札です。



基本情報
日程: 7月9〜10日
アクセス: 地下鉄有楽町線・護国寺駅
場所: 護国寺(東京都文京区大塚5-40-1)
連絡先: 03-3941-0764



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 光源寺|東京都文京区向丘に... | トップ | 護国寺|真言宗豊山派大本山... »

コメントを投稿

お出かけ」カテゴリの最新記事