中にはプロポーズを計画していたカップルもいたと聞く。傾いた船の中で家族に電話し、別れを告げた人もいたと。
胸が痛む。
社長の土下座。何の役にも立たない。波浪注意報が出ていたにもかかわらず運航した。確かに乗客にとってはスペシャルな日で実現したかった旅だとはわかる。
しかし、現実、このような事故が起きてしまえば、何の言い訳も通用しない。
インシデントアクシデント。
この会社は今まで、小さなインシデントに目をつぶり、アクシデントを起こしても改善をしなかったと予想される。
荒波にさらわれた命は、二度と返ることはないのだよ。
写真は知床とは全く関係ない富士本栖湖です。
♪知床の岬に ハマナスの咲く頃
思い出してごらん 俺たちの事を
自然は優しくみえるけど、実はとても厳しく荘厳なものなのですね。