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合言葉はヒュッゲ

映画 高野豆腐店の春

心が洗われる優しい映画に会いたくて、観に行きました。

レビューがとても高評価。そうですねえ。地味ですが、ほんのりと心地よい余韻の残る作品でした。

広島尾道の老舗豆腐店が舞台。昔気質の職人親父と出戻りの50になる娘。8050問題ではないですが、年老いた親と初老に近づく娘の静かな日常が描かれている。

豆腐屋の店主役は藤竜也さん。昔はヤクザ映画やハードボイルドな役柄ばかりでした。もうこんなに粋なおじいちゃんになったんだ。

娘役は麻生久美子さん。きれいですね。早朝から父親と豆腐作りに励みます。一段落ついた後、作業場の隅で出来立ての豆乳を飲みながら一息入れる。もうたまらなく美味しそう❤️

店頭と町のスーパーに卸すだけの小規模なお店。東京に販路をと勧められてもがんこオヤジは首を縦に振りません。

実はこのオヤジさん、心臓の持病が悪化していて、主治医からはそろそろバイパス手術を勧められている。でもなかなか決心がつきません。病院で出会った同じ科に通う高齢の女性と親しくなり、彼女の秘密に触れ、二人の距離は近くなる。

高齢者には高齢者にふさわしい出会いが、そして娘にももう一度幸せになってもらいたいとの親心から、見合い相手を探して行く。

商店街のオヤジ仲間とつるみ、一番ふさわしそうなイケメンシェフを抜擢し、絶対上手く行くと踏んでいたのに、意外や意外。娘は密かに付き合っていた冴えない交際相手を連れてくる。

自分の範疇にはないその男に対し、オヤジ心はモヤモヤと爆発。
親子の仲は一時壊れるものの、やはり絆の深さで元通り。

いやあ、めでたし、めでたしの下町人情映画なんだけど、広島が舞台ということで、被爆者のトラウマとかも織り交ぜている。

豆腐を丁寧に造り上げる工程も見所で、いつも安い添加物だらけの豆腐を購入している自分が恥ずかしなりました。

娘の名前は春。タイトルにかけて高野豆腐店の春とは、憎い演出でした。

※写真はミニストップの桃パフェ。半凍の桃がたっぷり。ソフトクリームと桃ジュレの甘さがたまらない。これはハマります!

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