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合言葉はヒュッゲ

橋田壽賀子のザ・昭和ドラマ「道」

BSで再放送中。これも面白くて。

時代は昭和53年かな。老舗のわんこそば専門店「いわた」を舞台に親子、夫婦、恋人との愛に相続問題を絡めたコテコテのザ・昭和ドラマ。橋田壽賀子の凄腕で、長台詞にも磨きがかかり、でも、この時代の役者って結構トチリもあるが突っ切って進行してる。まあ、今と違って半年、一年ベースの長丁場だから細かなミスも笑って許しての時代だったのかな。 

主役の女将わか役が懐かしき京塚昌子さん。よっ!肝っ玉かあさん!と掛け声をかけたくなるほんわかオーラ。ふっくら、どっしりした風貌に温もりを感じ、あの笑顔に勝る者なしって感じ。そこに居るだけでほっとするような空気感を与えてくれます。

長男役は「太陽に吼えろ」「殿下」のイメージ残る小野寺昭さん、育ちの良さが浮き出る家裁調査員の役所。その妻に橋田ドラマには欠かせないキャラ長山藍子さん。この人どっから観ても綺麗で欠点のないお顔立ち。でも何故か訳ありな役ばかりで、長男との結婚を猛反対されながら嫁ぎ、二人の子供をもうけるもいびられ、三人の小姑から家政婦のようにこき使われている。

まだ嫁入り前の3人の娘、長女はバリバリの音楽プロデューサーで、結城美栄子さん。今は懐かしきドライ感溢れる女優さんですね。次女は進学校の高校教師役をしている中田嘉子さんが演じ、獣医師大に通学する末娘を大竹しのぶさんが演じています。

他にいわたから嫁に出た伯母役を音羽信子さんが演じて、ちょいちょい実家に出入りしながら牛耳る事を密かな楽しみとしてる。この役所も平凡なドラマにスパイスを効かせています。

わんこそば専門店という珍しさもありますが、家族それぞれの立場の違いから優しい顔だけでなく、ある人に対してはエゴ剥き出しとなり毒を吐いたり、理不尽な態度を取ったりと、それが人間の裏側を垣間見せてくれる面白さに長けています。

しかし、役者達の服装。あの当時大きな襟のカッターシャツを上のボタン開けてアンダーにするの流行ってたっけ?
なんか笑える😆他にも家電や髪型もそうですが、物語の面白さとともに、ザ・昭和感ムキムキさも楽しんでます。

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