十人十色、価値観の相違、いろいろな考えが有って民主主義は成り立っている。昨今では自分の自由が優先され、それによって他人に迷惑をかけたり傷つけることにはお構いなし、と言う風潮が罷り通っている。福島県に対する放射線被曝による風評被害の助長等はその典型であろう。福島県では全県民に対し健康影響調査の体制を整え、これまで被害は確認されていない。除染も徐々に進み避難した住民も戻りつつある中で、アニメの作者は「二年もかけて取材した真実をありのまま表現して何故非難されなければならないのか。今後さらにはっきりと書く。」等と自己のブログに書き込んでいる。作者の自己主張と自己満足、そして「売れれば何でも有り」と言う出版社、「アニメのフィクション(想像・虚構)ぐらいで騒ぎ過ぎ」と言う論調もある中で多くの人々が傷つき復興に水を差すような自己主張や表現が民主主義の名のもとになされることに今の日本の病巣を見る思いがする。
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