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中国の防空識別圏設定は国際社会への挑戦だ!

2013-12-03 18:07:37 | 生活

中国が沖縄県の尖閣諸島上空域に防空識別圏を設定した。問題なのは、日本や韓国等の領空域を含んでいるにもかかわらず関係国との話し合いも無く一方的に東シナ海の現状変更を強行し、さらに南シナ海にも及ぼそうとしていることだ。防空識別圏内を通る民間機に対して事前通知を義務づけ、指示に従わない航空機には武力による緊急措置を取ると威嚇している。まさに傍若無人な振舞いである。当然日本をはじめ関係国は抗議をし、民間機に対し事前通知等しないよう指示している。一方米国防長官は、「地域の現状を変えて不安定化させる企てであり容認できない。」との声明を出し、尖閣諸島の領有には日米安全保障条約が適用されることを改めて強調した。こうした日米同盟を背景に、今後中国が実際に他国の航空機が飛来した場合、どう対処するか注意深く見て行く必要があるが、仮に相互に領空侵犯が続けばスクランブルから双方が必要以上に接近したり、警告のための曳光弾の使用やレーダー照射等危険性が高まり、不測の事態が生じる恐れがある。中国のこうした覇権主義はサイバー攻撃や宇宙開発、諸外国の用地買収、知的財産の略奪等強大な軍事力を背景に留まるところを知らない。

他方こうした中国の動きに対して我が国の反応の弱さ、危機感の無さは目を覆うばかりである。政治は与野党をあげて「秘密保護法案」の賛否に明け暮れ、リベラル弁護士や左翼学者、既得権を守ることに終始するメディアも慰安婦、脱原発等を含めた国内問題に終始し、国会前でデモを繰り返し決められない政治を助長、中国の無法には一顧だにしないのはどうしたことだろうか。中国はこうした日本の野党や国民の反応を横目に眺めながらにんまりとほくそ笑んでいることを我々は肝に銘じておかなければならない。



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