代願で確認申請書に『工事監理者』と記名しても実際には工事監理は行わずに完了検査の時だけ立ち合いって場合がほとんどですよね!?
住宅の場合は瑕疵担保保険の検査があるのである程度のチェックはすると思いますが、検査員がザルの場合も多いと感じます。
問題の無い箇所の所だけ写真撮影して、後は『工事監理者』に任せます~ って感じで。
瑕疵担保保険のおかげで大分マシにはなりましたが、特に中小の業者で問題が散見されます。大工任せで現場監督がきちんと現場管理しない場合に多いです。
『工事監理者』と確認申請書に記名した以上は現場で確認しないと裁判になった場合は厳しいと思います。運悪く建築主や後の購入者に賠償を求められることもあるかもしれませんよ~
・筋交いや合板耐力壁の位置は図面通りか?勝手に移動されていると軸組計算や柱頭柱脚金物に影響します。
・筋交い金物は問題ないか?2倍指定だけど1.5倍が使われていたり、ビスが適当だった事がありました。
・合板耐力壁や剛床の釘は問題ないか?手抜きで釘のピッチに問題あるかも。
・柱頭柱脚金物の種類が図面通りか?柱脚だけでなく柱頭にも設置されているか?金物の種類が適当で更に柱頭に設置されていない場合がありました。柱頭柱脚金物図と照合しましょう。
・継手や仕口に適切に金物補強されているか?
『工事監理者』は全数検査する必要はなく、最低限、抜出検査で良いと思いますが、現場確認をしない場合、しても全くザルだった場合は、確認申請書に記名されている以上責任が生じます。
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