断髪式の様子をUPする前に『玉乃島 新』という力士について少しお話したいと思います。
何せ私自体が相撲シロートなんで細かいことは知らないのですが。
お父さんは元日本ミドル級王者のボクサー(!)のタートル岡部、お母さんは元大関・清國の妹、兄は元十両・玉ノ国(玉光国)という濃い家族を持ちます。
小学校の頃からお兄さんと相撲をはじめたそうです。
平成10年に初土俵ということだから・・・現役13年目の引退ということですね。
敢闘賞5回、技能賞1回、最高位、関脇です。
ちなみに歳は35歳。年下とは思えんけど。
出身地は福島とありますが、育ったのは東京、浅草、江戸っ子ですね。小さいときから周りに力士がいたそうなんである意味なるべくしてなった、とも言えるかも。
ここからは私情報ですが。
意外にお酒が弱く、引退してからは前より飲むようになったけど大体いつもハイボール。
意外に動物が苦手でこわいそうです。
他の力士を知ってるわけじゃないので一概に言えませんが、それでも今回みたいなパーティや巡業とかで他の力士と比べると、一言で言うなら『真面目で不器用な人』(二言か)
大きな身体をしてるけど多分繊細なんだと思います。
大きな身体をしてるけど、中身はスタイリッシュでクールです。
うわべの付き合いやお世辞をいうほうじゃないので逆に好感、安心感があります。
ひとに玉ちゃんの話をするとよく、「たにまち?」「お世話してるん?」と聞かれますが、関係は・・・
義父の高校時代の同級生の奥さんが、玉ちゃんのお母さんと小さい頃からの友達で、3年?前に大阪場所に来た時に紹介され食事に行きました。
玉ちゃんはこういう食事会は幾度となく行ってたと思いますが、こういうのは苦手なんだそうです。
この食事会に義父母、私、タケワタと行き、楽しく食事をしたとき、朝稽古の話になり、すると「是非来てください」と誘ってくれました。すると、いつも玉ちゃんといるミウラさん(謎の玉ちゃんの友達?)が「玉乃島が積極的に誘うのは珍しいんですよ、是非来てやってください」と。
で、次の日さっそく行き、そこから週3くらいの食事を共にしました。
義父母、そして私達家族と、とっても気が合ったんだと思います(手前みそですが)
ここから付き合いが始まり仲良くなったわけです。
で今では、自分達が思うに相撲的つきあいというより、遠い親戚が力士みたいな気持ちになっているのです。なので『たにまち』と言う言われ方にはちょっと違和感です。
玉ちゃんが所属する片男波部屋はとっても雰囲気のいい部屋です。
アットホームな感じがします。
最近絶好調の玉鷲、玉飛鳥。
玉鷲はいつもにこやかで明るく男前です。
玉飛鳥は面白く暖かく、周りを和ませてくれます。
若い力士達も然り。
玉ちゃんも今は西岩親方となり、片男波部屋のコーチ的存在だそうです。
会うたびに、国技・プロフェッショナルの世界の厳しさ・重さを感じさせてくれ、尊敬を。
会うたびに、素の部分にも触れ友情を。
とにかく好感の持てる相手です。
そんな玉ちゃんが力を注いできた相撲人生のけじめとなる断髪式。
こちらも胸がつぶれる思いで望みます。
どきどき。