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日々のちょっとした出来事をつづるblogです。

「ふるさと」って…

2005年08月15日 | 雑記帳
今日は群馬県の榛名神社に行って来ました。
前にも紹介していますが、今回は旅の安全を祈願して参りました。
伊香保や榛名湖から高崎へ下る途中、
ひょっとすると通り過ぎてしまいそうな所にありますが、
荘厳な境内には是非とも足を運んで頂きたいと思います。

また門前町では「門前そば」が味わえ、どれもおいしいお店ばかりです。
途中の豆腐屋さんでは口触りがなめらかな豆腐が売っています。
この門前町、なんと言っても人の温かさが魅力で、
日本で失いかけているのではないかと感じるものが、ここにはあるように感じます。

この辺の地域は最近、活性化の動きが活発で前回もリンクを張りましたが、
ブログで情報発信もしています。http://blog.goo.ne.jp/shakemachi027
榛名神社の詳細は先のリンクに詳しいので、今日はそこで感じた話を一話。

みなさんに「ふるさと」はあるでしょうか?
何とも馬鹿なことを聞いているようですが、
本家から離れて東京で暮らす末っ子(サラリーマン)の家に生まれ、
東京・四谷、横浜、埼玉とマンションや新興住宅地で育った私にとって
「ふるさと」がどこなのか、なんなのか、正直ピンときません。
小さい頃からの幼なじみはいませんし、周囲の変化もあるので
決まって心に刻み込まれる地域が無いという事なのかも知れません。

私が横浜から埼玉の小川町に引っ越して来るまで、
近所で川遊び、山遊びをしたことはあまりありませんでした。
なので、引っ越してきた頃は、それはカルチャーショックで、
毎日が発見の連続でした。何とも不憫な子供の様ですが、
田んぼに落ちたのも、川に落ちたのも、オニヤンマを初めて見たのも
山で道に迷って帰れなくなったのも、小川町で初めてした経験でした。

それから10年以上経った今ではようやく小川町を
「ふるさと」として思えるようになってきましたが、
両親が自分の「ふるさと」に定年後帰るとなれば、
今の「ふるさと」の家も無くなり、新興住宅地ですから
別の人が住むこととなります。
そうすると「ふるさと」って…。となりそうに思えてきます。

ふと今日感じたのは、榛名神社を見ていて、
お盆や正月に帰る「ふるさと」っていいなという思いです。
歌の「ふるさと」では無いのですが、
どうしても「ふるさと」というと人々が暖かく、自然豊かなイメージがあります。

高島平や光が丘であれ、生まれ育ち、親もいれば「ふるさと」と思えるだろうし、
私も小川町をふるさとと思えるだろうなとも思います。
ただ、日本が全て都市化されていく中で、
ふるさとの原風景というのは変わっていくのか、
本当の「ふるさと」ではないけれど、心のふるさとを別の所に求めるのかな?
と思ったりもします。

今は田舎に泊まる番組があったり、田舎暮らしをする人が増えたりしています。
思うにあのような世界に憧れる人というのは、私のように、
都市住民で精神的にふるさとと思えるところがない人々が
夢中になる世界なのではないかなぁと思います。

自分にはない本当の「ふるさと」のかわりに、
心の中に抱いている「ふるさと」を日本の原風景の中に求めているのかなと
感じます。
イメージを植え付けられているのかなと感じつつも、
都市で生まれた人達の「ふるさと」がどういう形で表現されるのか、
自分のふるさと探しも兼ねて少し考えてみたいですね。

写真は小川町の白根にあるお地蔵様です。
自宅周辺はふるさとと感じなくても少し離れた農村地帯にふるさとを感じます。
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