元々、電子レンジは軍艦のレーダーの前に座っていた水兵の体が熱くなって、水兵が海に飛びこんだことからヒントを得たと言われています。マイクロ波が照射されると、体の中の電子が激しく動き、温度が上がります。
ヒーターで加熱すると外側に赤外線が当たり表面が焦げますが、マイクロ波の場合は内部から焦げます。これは、マイクロ波は箸などの誘電体全体を均等加熱し、表面付近は外に熱が流れるものの、中心部は熱が逃げられず、最も温度が上がるせいです。
また、マイクロ波は水分に吸収されやすく、短時間でミルク、スープ、酒などの温度を上昇させるのに適します。一方、乾燥したものはマイクロ波の吸収が悪く、温度を上昇させるのには適しません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます