検査名:新版K式発達検査2001
練馬区こども発達支援センター
・姿勢・運動領域
発達年齢 (DA):3歳1か月
発達指数 (DQ):119
・認知・適応領域
発達年齢 (DA):1歳5か月
発達指数 (DQ):55
・言語・社会領域
発達年齢 (DA):1歳1か月
発達指数 (DQ):41
・全領域
発達年齢 (DA):1歳6か月
発達指数 (DQ):59
*姿勢・運動領域: 運動の発達水準を示す
*認知・適応領域: 視覚的な理解や物の操作の力の発達水準を示す
*言語・社会領域: 言葉や人とのかかわりに必要な力の発達水準を示す
*全領域 : 上の3領域の総合的な発達水準を示す
* 発達年齢 : 各領域の発達水準を年齢で示したもの
* 発達指数 : 実年齢と発達年齢を比較して算出する発達の水準
所見
・検査室への入室時は、長靴を脱いで廊下を走り出しましたが、 手を繋いで入口まで戻ると、 スムーズに入室できました。 入室後は、口頭での着席の指示では応じなかった為、手を引いて椅子の前に連れて行き促しましたが、 頑なに座ろうとはしませんでした。
・検査中は、ほとんどの課題で、 机上に提示した用具には興味を示すものの、用具を持って歩き回りながら眺めたり、 検査室の隅の長机に並べたりして、課題自体には取り組みませんでした
・唯一意欲的に取り組んだ課題は 【描画】 で、 検査者が赤鉛筆を出すと、すぐに取ろうとしました。すぐには渡さず、 椅子の前に紙と赤鉛筆を置いて着席を促すと、 着席してなぐり書きを始めました。 直線の模写の際は、 検査者の手を取って、 赤鉛筆を持たせ書かせようとしていました。 また
【積木】 では 検査者が積む様子を見て、3個積み上げ 「おしまい」 と言って再び離席しました。【はめ板】 や 【形の弁別】では、手続き通りの促しでは取り組まないものの、 検査者がわざと違う形の上に図版を重ねると、 正しい形の上に重ね直しに来る姿も見られました。 また、 あいさん(仮)の 「四角」 「赤」 等の発語を検査者が真似すると何度もその発語を続けたり、 検査者が歌を歌うと少し模倣する等、 検査者の行動に対して反応が見られる場面もありました。
今回も新版K式発達検査を実施しました。 各領域で新たに通過になった課題があり、 あいさんなりの成長が感じられます。 特に言語社会面では、大人の指さしへの反応が出てきており、とても良い傾向と思われます。 また、 認知適応面では、課題の手続きに乗れないために点数には反映されなかったものの、 “形を弁別する力” が高いことが予想されました。
・やり取りに応じることはまだ苦手さが見られます。 日常生活においては、“大人発信のやり取りに応じさせる”というよりは、 まずは、 あいさんの発語を大人が繰り返したり、 あいさんの好きな活動(歌、お絵描き等) に大人が参加したりして、“あいさん発信の行動を大人がやりとりにつなげる”ようなイメージで関わり、やりとりの楽しさを感じさせていけると良いでしょう。
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「課題の手続きに乗れないために点数には反映されなかった…」
これは6才になった今も同じ。
この前、小学校入学にむけて支援学級か支援学校かで区役所で発達検査したら全く課題に応じてくれなくて点数反映されずIQ55と評価された。
呆れたお母さんは家に帰ってきたらタブレットで遊ぼうとする娘に
「IQ55の人がなにタブレットで遊ぼうとするんだ。絵本読んで」
といじわるなことを言って娘をしょんぼりさせた。
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