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ミニゲームで精力的に動く金園(右)
2桁得点 金園意欲
昨季リーグ戦でチームトップタイの7点を挙げた金園が、新シーズンへ向けて意欲を高める。左足首を痛め、1月30日から全体練習を回避してきたが、延岡キャンプ初日に元気な姿を披露。「遅れを取り戻す」と意気込んだ。
今キャンプに挑む覚悟は確か。3日、チームは休みだったが、トレーナーと共に西階陸上競技場で走った。「オフ返上でリハビリしたって書いてくださいね」とちゃめっ気を見せながらも、目は真剣だ。
4日午前、緩急を繰り返したきつい走り込みに必死の形相で取り組み、午後はミニゲームの一部に参加し、シュート練習にも汗を流した。
J2磐田から加入した昨季、2トップの一角としてリーグ戦29試合に出場。MFの奥埜、ハモンロペスと並ぶ得点を残したが、満足はしていない。
大卒ルーキーだった2011年、当時J1の磐田で12得点。12年には日本代表にも選ばれたストライカーは「今季は(点を)2桁取れるようにしたい」と再ブレークを誓う。
幾度もけがに悩まされてきた。「まだ(キャンプで)練習試合に出ていない。このままけがせずに戦えるようにしたい」とじっくり調整する。
河北新報ONLINE NEWSより 2016年02月05日金曜日
右足首の怪我から回復した金園選手。
オフ返上でリハビリに取り組み、「遅れを取り戻す」と意欲満々。昨季同様、金園選手の活躍に期待する。私が選ぶ金園選手の昨季のベストゴールは、ファーストステージアウェイ神戸戦のゴール。ゴールに背を向けウイルソンから受けたパスを右足のトラップでうまくボールコントロールし、体を反転させ右足シュート。ゴール右隅に決まった鋭く強烈なシュートだった。神戸DFとの勝負を決めた『右足トラップ』なくしてはこのゴールは生まれなかったと言っても過言ではない。
8日(月)の練習試合では『金園ゴール』の吉報を待ちたい。