青年は荒野をめざす ワケない。

こんにちは。
荒野はめざさんが 何かをめざして止まんヲッサンの情熱を感じとれ。

幻覚 その7・妖精が舞う。

2015-11-27 08:12:47 | 日記
初めて幻覚幻聴を体験したのは

以外ながら職場。

東京で就職した後 フリーターしてたオイラは塗装屋やってたりするんだけど

その時の話。

安い一枚構造のブロック壁に 下塗りのサーフェイサーを吹き付ける仕事を任せられたのだが

塗料が着いちゃいけない所は全てビニールで塞いでる

いわばほぼ密室に近い廊下な上に

使うサーフェイサーがその当時でも半端なくラッカー系の安い塗料だったんだ。

もちろん長く吸ってたら あぼーん確実なのでフィルターのついたマスクをつけての作業だけど

正直 あてにも出来ない簡素なマスクだったんで イヤな予感はしてたんです。

いざ仕事にかかって、サーフェイサーを吹いて行きます。

10メートルも吹きましたか、顔と身体が一気に熱くなるのを感じました。

するとどうでしょう、目の前を昔のトリック写真で撮った妖精みたいなモノが舞い始めて

聴いたこともない妖しいフレーズの音楽がエンドレスで頭に響き始めたのです。

その時はこれが急性シンナー中毒だと全く思わず作業を続けてたのですが

職場の先輩からいきなり吹き付けの容器を奪われて、引きずられるように 換気の良いところまで連れていかれ

先輩は『大丈夫か!!●●(←本名)』等と怒鳴られたのですが

本人は『妖精が~♪そんで変な曲が~♪』などと訳わからん返事したのを覚えてます。

しぱらく横にされて、どうにか意識が戻ってきた時に ぞっとしました。

口回りは涎の固まりでガリガリだし、足に力が入らない。

何より後で聞いたのですが、オイラが同じ所をボケーっとしながらサーフェイサーを吹き続けていたのを見て 先輩が救助しに来たとか。

昔のラッカーシンナー 本気でヤバかったねー。

何の後遺症も残らず済んだからよかったが。

さて 明日は幻覚にも程がある奇妙な体験話しましょうかね。

\(^o^)/

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