とうとう結婚

4月に逢って7月にはすっかり佐伯健二とゆう人に自分好みの女に
仕立て上げられていた、ある夜に公園で逢っていたら急に此処でと言われて
こんな人目の有るところでは嫌やとゆうても聞かないので
健二のほっぺたを思い切り叩いていた、彼はびっくりして
もうこれっきりだと言って帰った、うちも泣きながら走って帰った
次の日の昼間に来て母に誤っておいてくれと、言っていたそうな、
うちも会社で一日中、このまま別れられるのかと自分の気持ちを
考えていたが、もう別れる事は出来ないと思っていたので夜に
逢いに来てくれた時は嬉しかった、父と姉や兄達は反対していたが
母だけはそんなに好きになったのやったら、苦労覚悟で結婚し、と
言ってくれたのでその週の日曜日に結婚式場に行き10月23日と決めてきたが
友達の６畳ふた間のアパート空いたので入らないかと言ってきたので
早いけど入ろうかと決めたのが８月10日だった。
こんな幸せ一杯で一緒に成ったのに50年の泣き笑いの人生に成るとは。