晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

藪枯らし/別名:ビンボウカズラ

2009年06月29日 | 友人
ブドウ科/属名:ヤブガラシ属
和名:藪枯らし/別名:ビンボウカズラ/生薬名:烏瀲苺(うれんぼ)

            

最近道端のフェンスなどに絡み付いているのを良く見かけます。繁殖力が旺盛で、たちまち全体を覆い藪を枯らしてしまうということから「ヤブガラシ」の名が付いたらしいのですが、 別名の「貧乏カズラ」はちょっと可哀想。
私にはこのオレンジ色が緑の中で輝いて愛らしく見えますが・・・。
よーく見ると柿色のゼリー状の上の雄しべが王子様の王冠のよう!

花は橙色の花盤(カバン)があることが特徴的で、(右上)午前中の花は黄緑色の4枚の花弁や雄しべなどが付いていますが午後になると、(下中央)早くもこれらは脱落して花盤だけが残ります。(左上)色がしだいに褪せてピンク色に変わっていきます。花盤とは花托の一部が大きくなってつきだしたものを云うのだそうです。
花のつくり を参考にしてね

                 

結構昆虫には人気の花です。緑色の花は雄蕊(おしべ)や雌蕊(めしべ)が短いといわれており、口の短いスズメバチやアシナガバチは喜んで花粉の運び屋をするかわりに、ヤブガラシから窒素分と糖分を含む蜜をもらっているそうです。いっぽうアゲハチョウは赤色好み。柿色の花盤に引きつけられ、口の短い昆虫に混じって蜜を吸うというより、窒素分と糖分補給に飛来するのだそうよ!

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