晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

多良山系を彩るヤマアジサイの青

2009年06月30日 | 
梅雨に入ってまったく天気の予想がつきません。先週は幾分降水確率の低い土曜日を選んで登りました。先週に比べると背がぐんと伸びた青田の向こうに経が岳が見えます。これからお米が実るまで四季を充分味わえる登山口。郷愁を覚える風景にいつも心洗われます。

コース    9:00黒木~五家原岳~12:00中岳昼食12:40~13:29西野越え分岐~14:46黒木駐車場
メンバー   pole-pole&bamboo

思っている以上に水神池分岐付近のヤマアジサイが咲いていて青さに迎えられました。思い出だすと7年前ヤマアジサイに出会ったのが私の山への傾倒の始まりでした。西洋アジサイと違う楚々とした風情に咲くヤマアジサイにすっかり心奪われたのです。

           

            

             真ん中の部分小さな花々は寄り添って
             
 
花と同居している紡錘形のマタタビの青い実、ムラサキシキブの紫の花、葉っぱの上にのっかった花筏の実、レース状の花びらの烏瓜の花とソフトクリームのような蕾、マルミノヤマゴボウ。時折しししーと降り注ぐように夏鳥の「ヤブサメ」の啼き声が聞こえました。               

              

               ツクシガシワの暗紫色の花は意外と可愛いのよ。何てったってガガイモ科ですもの!
               

               シソ科ヤマトウバナも忘れないで
               


昨日、今日の雨に、山中で健気に咲いているだろう彼らを思っていると、心にぽっと灯りがともったような温かい気持ちになります。
  

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6 コメント

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観てきました (bamboo)
2009-07-07 17:51:50
「劔岳 点の記」、ポイントが溜まっていたので混雑する水曜日を避けて今日行ってきました。「良かった!」のひとことです。あれこれ迷わず映画館で観れて本当に幸いでした。原作を壊さずうまくまとめてあると思います。測量技師と陸軍から直結した上司、山案内で生計をたてる長次郎たち、行者、それに山岳会の男達ー、まさに男達のドラマでした。留守を守る女性はまさに新田次郎さんの描く女性ー。
ただ長次郎を演じた彼だけはイメージ違いで、最初はなかなか馴染めず、時間を経て何とかなったのは正直な感想です。もっと年長者で寡黙な雰囲気の俳優が彼より似合ったのではないかと、私的には唯一不満でした。
CG撮影をしていない分、自然でかえって迫力が増されていました!

今夜はハイビジョンでヘンリー8世の番組が組んであるのでこちらも目が離せません(*^_^*)
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あじさい (CJN)
2009-07-07 10:40:40
庭のアジサイはすでに伐ってしまいました。来年のためです。しかし、山などに行くと標高の少しあるところではまだ青々と咲いています。踏めに降られるのはイヤですが、あるに濡れたアジサイは良いですね。
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誘ってね (bamboo)
2009-07-01 15:10:58
植物観察にはゆっくり歩きで充分です!パンダさんと歩けば豊富な知識でカバーしてもらえるから助かります。梅雨の合間を縫って是非計画して下さい。
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雨が降っています (bamboo)
2009-07-01 15:08:02
>bambooさん方は5時間46分しかかかっていませんですね。私はなんと8時間かかっています。 若さの違いですね
年齢は充分にありますが、私たちの足もさほど早くはないと思っていますよ・・・

>私もモミジイチゴに出会うと、新人の第1回山行を思い出します
もみじ苺をほおばっていらっしゃるyanさんの姿が微笑ましく浮かびます。

もう映画”剱岳”をご覧になりましたか?私は今日のブログ投稿を読んで頂ければ分かりますが、友遠方より来る~で、先延ばしとなりました。
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こんばんは (panda)
2009-06-30 21:31:41
ばんぶ~さんの写真を見て、私も登ろうときめました。笑、
でもまだまだゆっくりある気しかできそうにないから、皆さんとは登れないかなぁ…
早く足を直さなくちゃ。。。
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ヤマアジサイ (yan)
2009-06-30 19:10:13
こんばんわ。
梅雨の期間は天気が読めませんので、あまり遠くの山は計画が立てられないままでいます。

昨年の10月15日に全く同じコースを歩いていま
すが、bambooさん方は5時間46分しかかかっていませんですね。私はなんと8時間かかっています。 若さの違いですね。
 
写真のヤマアジサイは水神池分岐付近とのこと。 中岳から下りてきた鞍部の分岐を思い出しています。 

7年前ヤマアジサイとの出逢いが、山への傾倒の始まりでしたとのこと、 思い出のヤマアジサイに再会されて、7年間の出来事が思い出されたのではないでしょうか?

私もモミジイチゴに出会うと、新人の第1回山行を思い出します。 

ツクシガシワ、ヤマトウバナ…も綺麗ですね。
勉強になります。有難うございます。
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