4358.~イメージ力、再生力~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「二字熟語作りで、大笑い」(4月5日)
おはようございます。八王子教室の石塚です。
S君との漢字学習。
問題集の後ろにある漢字一覧表をコピーし、S君と講師で二字熟語を思いつく限り書いていくという競争をしました。
漢字はたくさんあるので、一つの漢字にあまり時間をかけ過ぎないようにしながら、
また講師は難し過ぎる熟語を避けた上で、S君の2倍の数で競うことにしました。
結果はS君の勝ち。講師はダブルスコアには届きませんでした。
楽しかったのはここからです。
お互いにどんな熟語を書いたのかを確認しました。
「駅」を使う熟語で、講師は「駅員」、「駅舎」の二つしか思い浮かびませんでしたが、
S君は「駅伝」と「駅弁」を書きました。
講師は全く思い付かなかった言葉でしたが、生活の中ではこちらの方がよく使う言葉でした。
感心しました。
もっと楽しかったのは「習」です。講師は「実習」、「習字」の二つを書きました。
しばらく考えたのですが、この二つしか思い浮かばなかったのです。
S君は、
「先生、ちょっとまずくないですか?」と言って、「練習」、「学習」、「予習」、「復習」と立て続けに教えてくれました。
「本当だね!どうして思い付かなかったんだろう。もっと勉強します」と二人で大笑いしました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
S君、乗ってきましたね、先生に教えてあげるとは。一つの漢字から、いろいろな熟語を発想する。そのイメージ力、再生力はどの学習においても大変重要です。まずは、作文において。テーマから、どんなことを発想するか。文章読解においても、言葉や文からイメージを描けるかどうかが、テキストの理解につながります。数学においても同様です。文章題はもちろん、計算においても基本的には数操作のイメージの有無が定着や理解に大きく関わっています。・・・それにしても、こんなに楽しく学習できたことが脳の活性化に大いに役立ちましたね。