3596.~再び、言葉へ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「揚げ焼きそば」(10月17日)
おはようございます。所沢教室の増原です。
いつもは中級ワークを中心に学習しているT君は、先月から上級ワークの
「レシピ:揚げ焼きそば」にも取り組んでいます。
パン作りのお仕事をしているT君なので、材料を表にまとめ、作り方を読んで工程をイメージすることもスムーズです。
2人分の材料を1人分に換算したり、カレーライスのレシピを作成したりといった発展問題もあり、
毎回少しずつ、時間をかけて学習しています。
先日の授業では紙皿を用意し、クリーム色の毛糸の中華そばに、色画用紙で具材を作りました。
「丸いハムはどうやって8等分にすればいい?」
「斜め薄切りって? そぎ切りって?」
「エビは最初はどんな色?炒めるとどうなるの?」等々
ついつい講師の方が質問を重ねてしまいましたが、切り方を実演したり図鑑やPCで調べたりと、
とても充実した時間になりました。
次回は過去のワークで学んだ4つの食品群にあてはめながら、栄養の知識の確認もしていきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ
国語の読解学習のための教材がこんな形に発展するとは。「クリーム色の毛糸の中華そばに、色画用紙で具材」、その作業を想像するだけで、揚げ焼きそばのトロリ感やにおいが湧いてきます。文を形にし、具現化する。手段の工夫によって、理解は増していくことでしょう。繰り返し読むことだけでは理解に及ばなかったものも、手を動かすことによって、素材に触れることによって、目で確認することによって、理解へと近づくことができます。そこからまた、言葉へ。すべて、工夫次第ですね。