3004.~書くということ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「書いてから話すと」(11月24日)~
おはようございます。国分寺教室の嘉瀬です。
小学4年生のYさんとの授業では、毎回、はじめに最近の出来事を短い文章にして音読してもらっています。
時間を決めて書き、読むときには席を立って挨拶をしてから始めます。
もともと、いろんなことをお話ししてくれていたのですが、話したいことが次々に出てきて、話が混同してしまうことがありました。書くようにしてからは伝えたいことが整理され、まとまった話になりました。
また、知っている漢字を使うようにすることで漢字の勉強にもなります。
次回はどんなお話が聞けるのか、講師も毎回、楽しみな時間になっています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
たしかに、話したいことがたくさんあり過ぎると次から次に言葉が口をついて出て、収拾がつかなくなるようなことがありますね。
Yさんの場合も、そう。そこで書かせることを実践したとのこと、良い方法でしたね。書く、という行為によって、自身の伝えたいことを言葉にしようとするごとに、ひとつ一つを一旦とらえ直すことができます。
この一瞬、一瞬が介在することによって、表現したいことが整理されていくのでしょう。
話し言葉よりも書き言葉のほうが、自己を客観視する要素が高まることもあります。日記の効用もそこにあるのでしょう。