3178.~コミュニケーション力を育てる~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「面接練習」(6月15日)~
おはようございます。武蔵境教室の小泉です。
Kさんはお話し好きで、学校のことや外出したときのことなどをよく話してくれます。
ただ、背景説明や目的語が抜けてしまい、よくわからないこともありました。Kさんは今進学に向けて面接練習をしています。また、将来に備えて、コミュニケーション力アップやふさわしい所作を身に着けることに取り組んでいるところです。
そこで、先日、学校でのできごとのお話しが言葉足らずだった時、一歩踏み込んでみました。
「Kさん、先生は学校のことをよく知らないから、先生にも分かるようにお話しして」というと、最初からやり直して説明してくれました。すると、どういうことかはっきり分かりました。
もっと早く講師がこの声掛けをして、相手のことを考えて詳しく話すことを意識させていたらと反省しました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Kさんの良いところは、お話し好きであったということ。誰かに伝えたい、共有したいという気持ちが既に備わっているということです。それに加え、学校や家庭でのKさんの生活には伝えたくなるようなことがたくさんあるということ。これは生活への参加度が高く、情報の収集量(感じる力も含め)が多いとも云えます。さらに言葉を換えれば、生き生きと生活ができているということです。
そして今教室で学んでいるのが、相手に分かるように伝える、という技術の問題ですね。講師の言葉がけで、その点もグンとよくなったとのこと。
共感力、生活力、技術力、この3つがコミュニケーション力を育てるときの大切な要素です。