4082.~認知・巧緻性トレーニング~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「リズム造形」(5月13日)
おはようございます。津田沼教室の千山です。
Yくんとリズム造形の練習を続けています。動画を見て描くのはとても上手になりました。
そこで、丸を横に一列つながった絵の見本を見せて、描く練習をしてみました。
初めは、見本を見て真似ができるか様子を見ました。
普段の丸と同様それぞれが離れています。
2枚の絵を比べて、見本は丸がくっついていることを確認します。
翌週は、
「丸をくっつけて描きます」と先に伝えました。
くっつけて描くことはできましたが、いつもより丸が歪んでいます。
見ていると、12時のところから時計まわりに描き始めて9時のところで無理にくっつけていることに気付きました。
その翌週、手を添えて、9時の位置、つまり隣の丸とくっつく所から描き始めるよう伝えました。
きれいな丸をつなげて描くことが出来ました。
一人で描けるまで練習をしたら、次はどうアレンジしようか、と考えています。
◇ワンポイント・メッセージ
図形を描くのにも、どこから描くかが描きやすさのポイントとなりますね。リズム造形は認知と巧緻性トレーニングのための描画メソッドです。1つの課題について17の描画バリエーションがあります。〇を横に連続描画するのは、バリエーションの中の“発展”です。〇を右に連ねて描いたら今度は左に、上に、下にと更に発展させることができます。面に沿って〇を描かせることもできます。面をまる、3角、4角と変化させることも可能です。リズム造形は、描画のためのエチュードとも云われます。発展は法則に則って、規則的に行われます。