3173.~まずは思い出して、順序良く2~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「まずは思い出して、順序良く 2」(6月10日)~
おはようございます。東中野教室の中山です。
小学4年生のMさん。日記や作文の指導をというお母さまのご要望にお応えし、4月から交換日記をはじめました。
「交換日記にあこがれていた」というMさんは、毎回の授業でノートを交換するのを楽しみにしています。
少しずつ講師がリードをしながら進めていましたが、最近は自ら書く分量が増えてきました。
彼女から発せられる言葉から、いろいろな感情が伝わってくるようにまでなりました。
ほとんど書けなかった作文も、200字の原稿用紙を前にする表情がにこやかです。
運動会の作文は講師と話しをしながら書き進めていくうちに、気づいたら2枚目もほとんどうめていて、自分でもびっくりして大喜び。
コピーをとると、「〇〇先生にも読んでもらって!」と。
同じ日、算数の文章題を音読するのを聞いていて、文章を理解して読んでいることが伝わってきたのには驚きました。
これからもいっしょに言葉を大切に学んでいきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
原稿用紙に言葉を書き始めるときの気持ちは、真っ白な画用紙に筆具を下すときの気持ちに似ているように思います。いわば、どこかに飛び込むような気持ちです。
ですから時折、原稿用紙は見るのも苦手という生徒さんがいらっしゃいます。Mさんは、にこやかに原稿用紙に向かうことができるようになりましたね。すばらしいことです。
書く前の講師とのお話しが良かったのかもしれませんね。ひとりで書く時にも、自分の中で自身とお話しをしてみましょう。「何から話そうか・・・?そう、最初に〇〇したこと、そう、それから~」という具合に。まずは出来事を順番に書いていきましょう。次第にそこに、気持ちを表す言葉もついてきます。