3816.~絵画を楽しむ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「笑顔で、バッチリ!」
おはようございます。武蔵境教室の柿沼です。
長年エレファースにお通いの社会人のOさんは、少しブランクを経てから学習を再開され、
毎週土曜日に笑顔でいらっしゃいます。
再開当初は少し恥ずかしそうでしたが、最近は大きな声で元気に挨拶をなさいます。
毎週、幼いころから何度も繰り返している造形リトミックの歌唱造形の中から、2枚の絵を仕上げていきます。
何度も描いているからこそ、講師は絵の中に練習テーマを決めて、頑張るポイントを説明してからスタートします。
例えば、「動物の足の太さを揃える」、「この〇は楕円に描く」など少し難しい練習テーマです。
いざ、その部分に差し掛かるとOさんは少し緊張しつつも、講師の声掛けに合わせて一気に線を描きます。
描き終わり、息を少し吐いて心配そうに講師を見つめる目は真剣そのものです。
「ОK! 大丈夫、大丈夫。バッチリ」の講師の声に、
「バッチリ」と繰り返して、笑顔を浮かべます。
背景の色選び、風景の参考にインターネットを見る、絵にスタンプや文字、貼り絵を足すなど
新たなチャレンジを加えながら、これからも造形を楽しんで続けて頂きたいと思っています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Oさんのほのぼのとした作品は、好評です。昨年のクリスマスの頃、出展された作品「こあら」が新聞に掲載されました。何とも、やさしく、かわいく、温かみのある作品でした。Elephas絵画展にはいつもご両親とお揃いで来場されます。Оさんの絵画の世界は、ご本人の意欲と絵画力はもちろん、Oさんの絵を褒め、楽しんで下さるご両親のサポートあってこそのものです。Elephas絵画展はここ2年コロナ禍で延期のままですが、Oさんの新しい作品を楽しみにしています。