発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

3882.~漢字、意味の把握を~

3882.~漢字、意味の把握を~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「漢字、絵とマッチング」(9月30日)

おはようございます。津田沼教室の千山です。

Yくんと漢字の学習をするために、漢字と絵のマッチングカードを使ってみました。

「手」や「男」など、「て」「おとこ」とすぐに読むことができ、絵の上に漢字カードを置くことができる字もありました。

「山」は、「やま」と読めるのに、山の絵とは、結びつかないようで、置くことができませんでした。

「木」「土」も、「もく」「ど」と読み、絵と結び付けることができませんでした。

これは、毎月作成しているカレンダーの読み方を先に覚えてしまったためでしょう。

「モクも正解だけど、キとも読むよ」と言いながら、木の絵の上に置いてみせました。

何度かやるうちに、「山」はもちろん、「木」も「土」も、「き」「つち」と読んで絵の上に置けるようになりました。

Yくんの成長を感じて、嬉しくなりました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

漢字の読みを意味ではなく、単に音としてのみ把握しているケースを時折見かけます。そのようなケースでは、漢字の書き取りの時に思いもよらないような誤りが生じます。例えば、「にゅうがく」と漢字で書く時に、「にゅう」に「乳」を当ててしまうような誤り。この種の誤りは珍しいものではなく、各講師から聞こえてきます。「山」を山の絵とマッチングできなかったとしたら、このような誤りにつながってしまう可能性がゼロではありません。「雨がやまない」と漢字で書く時に、「雨が山ない」と書いてしまうかもしれません。でもYくんは「山」と山の絵のマッチングができるようになったとのことですから、もう大丈夫ですね。

 

発達支援教室Elephas(エレファース) 

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