3850.~ささやかな幸福感を~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「はさみのワーク “僕が作ったんだよ”」(8月23日)
おはようございます。所沢教室の増原です。
♪“はさみで切ろう” の歌が大好きなD君。
切る前に必ずフルコーラスで動画を見ないと手が動きません。
いざ切り始めてみると気持ちが先走り、直線切りでも線から外れてしまうことがあります。
「ゆっくり~ゆっくり~」と声掛けをしても、その時のコンディションによって仕上がりはまちまちです。
でも曲線切りでは講師が紙を持ち、少しずつ回すのに合わせて、ゆっくり切ることが出来るようになりました。
以前は直線切りと曲線切りの差がなかったのですが、今ではしっかりと違いを認識しているようです。
先月作ったアサガオの花も、カレンダーに貼った丸いスイカも、D君が切りました。
直線と曲線が混ざった“まる”になりましたが、真ん中に白いほしを貼ると涼しげなアサガオに、黒い縞模様を貼ると立派なスイカになりました。
お家に飾って、ご家族に
「僕が作ったんだよ」とアピールするD君の笑顔が目に浮かびます。
◇ワンポイント・メッセージ◇
D君、直線切りと曲線切りがまざろうと、楽しくはさみのワークに取り組んでいらっしゃるようですね。その上、2つの切り方の違いが認識できてきたとのこと。このスモールステップでの歩みは、すばらしいですね。作品制作を通して満足感や達成感を得、それをご家族と共有する、日常のこんなささやかな幸福感を大切にしていきたいものですね。