4211.感性を育む~~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「工作、心を動かす」(10月17日)
おはようございます。武蔵境教室の清水です。
エレファースの教室を訪れる生徒さんの多くが、教室の入り口でふと、足を止めます。
ドアを入ったところに、いつも可愛らしい造形作品が飾ってあるからです。
少し前のお話ですが、この夏は「かき氷」が並びました。
イチゴ、メロン、ブルーハワイとカラフルです。
スポンジに絵の具を付けてスタンプのように紙に当てて、いかにも「かき氷」にかかったシロップのように色を着けています。
暑い日差しを浴びて汗をかきながら教室のドアを開けると、真っ先に目に入るのが冷たく美味しそうな「かき氷」。
小学生の皆さんには大人気で、「作りたい!」というリクエストをとても多く、楽しく取り組みました。
中学生の生徒さんは、工作より学習優先ということを良くわかっていて、工作のリクエストはあまりありません。
ところが…! ある中学生の生徒さんが、教室で取り組んでいる作文に「かき氷」のことを書きました。
飾ってある作品がインスピレーションを与えてくれたようです。
紙なのに、なぜかとても本物らしく見えるエレファースの創造造形。
生徒さんの心を動かす魅力があるようです。
◇ワンポイント・メッセージ
工作を楽しむポイント、それは、講師もその工作を楽しめること。きょうのブログ講師は、「かき氷」に魅せられたのでしょうか?“暑い日差しを浴びて汗をかきながら、真っ先に目に入るのが冷たく 美味しそうな「かき氷」”、実はこの感触、講師自身のものだったのかもしれません。それで、いいのです。すばらしいことです。創造造形をはじめ、造形リトミックの目的の一つは、感性を育てること。感性は、教科学習においても求められるものです。漢字を覚えるのにも、表音文字であるひらがなの一文字一文字を覚えるのにも、感性は有用です。
一昨日、昨日と第7回Elephas絵画展を盛況のうちに無事終了することができました。生徒さんおひとりお一人の大好きなこと、大好きなもの、興味のあること、興味のあるものが、それぞれに表現されていました。元気で、明るく、楽しい作品いっぱいで、好評をいただきました。ご来場の皆さま、どうもありがとうございました。コロナ禍、今回は3年ぶりの開催でしたが、次回に向け表現活動への意欲がまた新たに湧いてきました。