昨年秋に本屋さんで買い求めたのをすっかり忘れて(ボケの始まりかな?)
年末の片付け物で思い出し
週に2回通院する整形外科のリハビリの時の10分間に読みました。
週に計20分読書の時間は貴重です。
帯紙の著名人の名前に惹かれて買いました。 海竜社 1200円
木原武一(きはらぶいち)ドイツ文学者
世界の著名な哲学者や芸術家達の珠玉の言葉を引用しています。
老年のばかりでなく中年も大いに参考になるエッセイ集だと思いました。
目次のタイトルだけでも参考になると思い載せます。
● 上機嫌でいることは、他人への最高の贈り物 アラン
● 美的で品位のある物は人を幸せにする ウイリアム・モリス
● 自分の誤った考えを変える事は一瞬で出来る カール・グスタフ・ユング
● 未来への希望は生命力を強くする ヴィクトル・フランク
● 不幸は秘密で無くなれば耐えられる ルートヴィッヒ・ヴアン・ベートーベン
●何時終わるかわからない人生だからこそ今を楽しむ はるみちのつらき
● 過去を嘆いていると幸せな時間も台無しになる アントン・チェーホフ
● 看病とは病人のわがままにこたえる 幸田 文
● 愚痴をこぼすより、物事すべて必然と受け入れる ジョージ・ギッシング
● 持っている才能は使わなければそこなわれる ヘーゲル
ま~こんな調子です、これは各エッセイの目次の一部で著者が解りやすく解説している。
本書は『心を養う賢者の言葉』海竜社から抜粋して再編集したものです。
セネッティ
冬から春までに何度も咲く。キク科ベリカリス属
寒空に凛と美しく。
此処に載せた写真は1月18日渋谷公園通りのコンテナから。
木原武一さんはあとがきに
長年続けてきた文章を書くという仕事は私の場合
考える、調べる、表現するという作業から成り立っている。
その結果は読書ノートとして残されて、折に触れ利用される。
中略 現在のところ合わせて140冊。テーマ別ノートでは
「ゲーテ」が5冊、「ニーチェ」が4冊、「偉人伝」が7冊、
これらのノートは私にとって、言うなれば
『外部の頭脳』であり何物にも換え難い宝。
これらのノートから選び出されたのが、この本に登場する数々の言葉。
後略。
皆様は印象に残る言葉がありましたか?