壊れかけた夫婦の絆を取り戻すために旅をしているアメリカ人夫婦のリチャードとスーザン。バスで山道を走行中、どこからか放たれた銃弾が、スーザンの肩を撃ち抜く。なんとか医者のいる村までたどり着くが、応急処置がやっと。彼は英語がなかなか通じない村の住人たち、対応が遅いアメリカ政府に苛立ちを露わにするが…。同じころ、東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコは、満たされない日々にいら立ちを感じていた…。
映画館 ★★★★
予想以上に素晴らしい映画でした。
言葉の違いで意思疎通が図れない・・・すなわち「バベルの塔」を作ったことで神の怒りに触れ、言語を分かたれた人たちの話だと思っていました。
実はまったくそうじゃなかったんです。
「親子」「兄弟」「夫婦」・・・まあ、最後の「夫婦」は所詮あかの他人なのでこの例にはふさわしくないかもしれませんが、決して分かつことの出来ないもの達がお互いを理解できないという悲劇と、皮肉なことに言語が違うもの同士の信頼と理解を描いていました。
菊地凛子も素晴らしかったです。
確かに過度の演出で損をしているようにも見えますが、監督の望んだ演技を彼女はちゃんとこなしたわけで、助演女優賞にノミネートされたのもめちゃ納得できました。ひょっとしたら時間的に一番画面に出てたんじゃないかな?お話の流れから観てもブラッド・ピットと「扱い」は同じだったと思います。また彼女の役柄が聾唖者であることの必然性も納得できました。
また・・・音楽がすごくよかった。
昨年度「ブロークバック・マウンテン」でアカデミー賞を受賞した作曲家がこの作品で2年連続受賞というのも納得できますし、既発表曲とはいえ、坂本龍一の曲をあそこで使うのもなかなかいいセンスでした。
監督の前作「21グラム」と同じような感じで、時間軸が移動し、場面展開も速いんですが、なんと言ってもこの映画はハッピーエンドってことで、すごく気持ちよかったです。
映画館 ★★★★
予想以上に素晴らしい映画でした。
言葉の違いで意思疎通が図れない・・・すなわち「バベルの塔」を作ったことで神の怒りに触れ、言語を分かたれた人たちの話だと思っていました。
実はまったくそうじゃなかったんです。
「親子」「兄弟」「夫婦」・・・まあ、最後の「夫婦」は所詮あかの他人なのでこの例にはふさわしくないかもしれませんが、決して分かつことの出来ないもの達がお互いを理解できないという悲劇と、皮肉なことに言語が違うもの同士の信頼と理解を描いていました。
菊地凛子も素晴らしかったです。
確かに過度の演出で損をしているようにも見えますが、監督の望んだ演技を彼女はちゃんとこなしたわけで、助演女優賞にノミネートされたのもめちゃ納得できました。ひょっとしたら時間的に一番画面に出てたんじゃないかな?お話の流れから観てもブラッド・ピットと「扱い」は同じだったと思います。また彼女の役柄が聾唖者であることの必然性も納得できました。
また・・・音楽がすごくよかった。
昨年度「ブロークバック・マウンテン」でアカデミー賞を受賞した作曲家がこの作品で2年連続受賞というのも納得できますし、既発表曲とはいえ、坂本龍一の曲をあそこで使うのもなかなかいいセンスでした。
監督の前作「21グラム」と同じような感じで、時間軸が移動し、場面展開も速いんですが、なんと言ってもこの映画はハッピーエンドってことで、すごく気持ちよかったです。
「気持ちよさ」は感じなかったわ。。
でもこの映画、嫌いじゃないんです。
全エピソードの結末が、いろいろ想像できてしまう・・・
「チエコのメモ」「2人の子供たちの状態」「スーザン」「モロッコの次男」
変なところで気になる。。。
とりあえず親子関係はよくなるみたいだし、二人の子どもたちは無事ってことだし、次男は・・・厳重注意くらいですむんじゃないかな?
まあ、メキシコ人の甥の行方が心配かも(笑)
チエコのメモについては色々想像できて楽しいかも(笑)
別々の国での出来事がどう収束するのか、ドキドキしながら観ました。ショックなシーンもあったけど、
いろいろ考えさせられました☆
チエコメモは気になるところ。。。
刑事さん素敵で♪
あのチエコメモについてはブログ上で色々な「危ない」憶測が流れてましたね(笑)
っていうか・・・あの刑事の言動がちょっとおかしいと(笑)
普通、銃のことを聞きにきているのに、その家の過去の銃についての特殊な事情を知らないはずがないもんね(笑)
私は☆4つまでは・・・。
あの甥は どこに行っちゃったんだろうか。
この映画突っ込み出したらキリがないんだけど、
たとえば「銃」のことを聞きに来た刑事が、そこの家で過去に銃にまつわる事件(事故?)があったことを知らないわけがないと思うのね(笑)
あの場面(娘がお母さんのことを話すシーン)がすごく重要なシーンなのに、ちょっといい加減だなぁなんて思っちゃった(笑)
甥のことだけ言及してなかったね(笑)
あと、モロッコのおにいちゃんの怪我の状態と。
バベルを追体験してます。
人によって印象に残る場所が
だいぶ変わる映画だと思います。
ブラピさんが大スターなのに
あまり主役主役していない感じが良かったです。
一丁の銃はいわば「狂言回し」
本当は4箇所で起こる「愛するものとの壁」を描きたかったんだと思います。
言葉が通じるからこそ「いさかい」が起こるような気がしてなりません。
う~ん、、、
それって凛子親子だけじゃ、、
確かに凛子が主役でも良いと思いました。
あの子の気持ち、良くわかる気がした、、、
てかこれ、1個1個のお話を作りすぎて、
全体としてのテーマがぼやけているような気が、、、
全部を語らないことで、観た人なりのストーリーとアフターストーリーができちゃうんだね、ってみんなの意見観て感じました。
私は日曜日にボンボンとデートして観ました。失敗でした。R-12だもんな…。13歳のボンボンにはアカン映画やったかも!?
私は内容は全く知らなかったので「エロイ」じゃなくて「エグイ」映画なのかと思っていたんだけど、ボンボンには難しく「エロイ」映画という評価でした。
甥や兄はどうなったか?と息子は観た後すぐに聞きました。
私は甥は酔っ払っていたし、無謀運転でドッカでぶつかって死んだかも?と思いましたし、兄も弟のせいで死んだと思いました。
でも、スーザンも無事に退院してたし、みんな助かってるのかもね!?
私は母が自殺した銃はモロッコに渡り…と思ったのですがそれも違うのかも~!?