1918年、パールは戦地に赴いた夫ハワードを待ちながら、父親の介護と農場の手入れに追われる日々を送っていた。。映画の中の華やかな踊り子に憧れる彼女だったが、現実は厳格な母に支配され、父の介護と家畜の世話に追われる鬱屈した日々を送っていた。そんなある日、町で若い映写技師と出会い、これをきっかけに、外の世界への憧れがますます強まっていくパール。やがて、旅一座のオーディションがあると知り、参加したいという気持ちが抑えられなくなっていくパールだったが…。
WOWOW ★★★☆
現在公開中の「インフィニティ・プール」にも出演しているミア・ゴス主演のホラー。本作は同年に公開された映画『X エックス』の前日譚となる作品であり、現在製作中の『MaXXXine』とともに3部作を構成している。
要するに「X エックス」に出てくる殺人婆ちゃんがどうしてそうなったかというお話ですが、ややこしい話ですがミア・ゴスは「X エックス」では被害者のひとり・・・てか、ヒロインを演じ、また殺人婆ちゃんも演じているということなのですが。本作「Pearl パール」でもハイティーン・・・っていうか、少女に見えるんです。とても結婚しているようには見えない、めちゃ幼い感じに見えます。
お話の内容は全然違いますが、往年のホラーの名作「キャリー」のシシー・スペイセクのような・・・彼女もあの撮影時には20代後半でしたが、このミア・ゴスも30歳手前の年齢です。「キャリー」では狂信的な母親のもとでめちゃストイックな生活を強いられていたキャリーが超能力を発揮するわけですが、この「Pearl パール」の母親は、狂信的というよりも、基本的にはめちゃクソ真面目な厳格な母親ってことで、母親に対する鬱憤が爆発しって感じでは似ていますが、パールは結婚しているというのが全く違います。
観ているうちにだんだん残虐性を帯びてくるわけですが、とても可哀想な感じもします。ラス前に自分の旦那の妹(友人で、めちゃ可愛い子)に対して、延々と自分の境遇や、行ってきたことを告白するシーンがありますが、このシーンはなかなか見せてくれます。
「インフィニティ・プール」観に行こうかな(笑)
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