前回交換したのは約100時間前、そろそろ交換しないといけないと気になっていたインペラですが外してみるとまだ弾力がありました。まだ大丈夫な感じで・・
海水ポンプは下の方についているので体の硬い私には少しきつい作業になります。
蓋を外すと水が出てくるので下に100均のトレーを置いて準備します。
陸置きなので、このまま蓋を外してみます。頭8mmのボルトです。
蓋を外すとこのようにインペラが顔を出します。
下図の3がある部分でハネが変形して収まっています。
12を緩めると3が外せそうですが今回はスルーします。
(外せるようになっているのだから外したほうが入れやすいのかもと思いつつ)
以前購入しておいた外す道具、ベアリング抜きですが爪を引っ掛けるわけでは無いようでゴムに食い込ませて使用するようです。
作業中の写真がないのですが、爪の部分はケーシングの隙間がないので実際には写真のように1cmくらいしか入りません
うまく食い込まないときはプライヤーでギュッとはさみます。
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はさみながらツールのハンドルを回していくと意外にもスルスルと抜けてきました。
新しいインペラに付属していたグリセリンを塗ります。ゴム製品のため石油系のグリスは厳禁だそうです。
よってシリコングリスもやめたほうが良さげです。
塗る箇所はポンプケースとフタに当たる部分全部です。
軸の部分、フタに接する部分、その反対側、ハネとケースが接する部分
グリセリンは一度運転すれば流れ落ちてしまうと思いますが、一回目の起動時のための塗布なのではないかと察します。
以下グリセリンの扱い説明書をアプリで翻訳した説明
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石油ベースの製品を使用してポンプ内部を潤滑しないでください。
グリセリンのみを使用してください。
他の製品はインペラを損傷する可能性があり、それがポンプを損傷し、エンジンの故障につながります。
水や潤滑油なしでインペラーを運転しないでください。エンジンの故障や火災の原因になります。
ポンプインペラーのインストール手順に関する警告!
インペラを交換する際、水漏れの危険があります。 交換を行う前に、パイプにサイフォン効果があるかどうかを確認します。
1.ポンプカバーを開いてインペラーにアクセスします。
2.ポンプの内部に磨耗がないか検査し、汚れを取り除きます。 必要に応じて摩耗した部品を交換します。
3.インペラーシャフトシールが含まれている場合は交換します。
4.グリセリンでリップシールを潤滑します(メカニカルシールは潤滑しないでください)。
5.キットに含まれているグリセリンでポンプの内側を潤滑します。
6.インペラーが回転する方向に回転運動する新しいインペラーを取り付けます。図を参照してください。
7. Oリング/ガスケットをグリセリンで潤滑します。 Oリング/ガスケットとカバーを取り付けます。
警告! エンジンが始動したら、ポンプが30秒以内に水を吸い上げることを確認してください。
そうでない場合は、すぐにエンジンを停止し、システム内に空気漏れがないか、またはポンプのシールの損傷がないか確認します。 羽根車の寿命を延ばすために、機器を長期間保管する場合は、ポンプに羽根車を取り付けないでください。 分解した羽根車は、暗くて涼しく乾燥した場所に保管してください。
-----------------ここまで-----------
新しいインペラを回転方向 (反時計回り) にハネが向くようにねじ込むように収めます。
これが少し難しかった > グリセリンでヌルヌルなため
付属のOリングを取り替えて蓋をします。
ボルトのビッチ部には耐水グリスを塗り対角線順に締めて終わり
試運転時は海水フィルターの部分からポンプ内に水を入れてから塩抜きの要領で通水しながらエンジンを掛けます。
参考にした動画
https://www.youtube.com/watch?v=R-1KkI5prqo&t=75s
https://www.youtube.com/watch?v=EXYIs909dGo
https://www.youtube.com/watch?v=s_EJbwPpAKc
インペラ購入したショップ
http://sea-item.shop-pro.jp/?pid=18001699