日頃の不摂生からこの期間に3度ほど入退院を繰り返していました。そんな訳でマリーナにも、海にも出ることが出来ませんでした。
老い先は短そうだなと思うようになると、生きているうちに一度は青々とした海にふねを浮かべて見たいという気持が沸々と湧いてきました。
船(マリーナ)の引っ越しする場合、回航か陸送になりますが、この時点では回航したいと思っていました。
想定している引越先は紀伊半島以西でしたので現在の船検証の「 限定沿海 」エリエを出てしまいます
調べてみると、海岸から5海里内を離れずに辿っていけば「沿岸」の船検で事足りますが、半島と半島と間の広い湾口を横切る場合など沿岸海域が離れているエリアをショートカットするのは違法です。
ショートカットする場合は船舶検査の海域指定を「 沿海 」にしなければならないとのことで、取り敢えず小型船舶検査機構に問い合わせました。
機構によると私のヤマハPC-28EXは設計?構造?強度かわかりませんが「 沿海 」可能とのことで先に進むことにしました。
遥か外洋を行くわけではなく目的はショートカットですが
「 沿海 」を取るために必要なことは規定された装備品を揃えることです。
小型船舶検査機構(機構)のHPの一覧表を見ながら慎重にピックアップして行きます。
私の船の場合はP1~P3までが適用されます。
「 限定沿海 」から「 沿海 」へするために別途必要になる装備品の中でよく分からなくて機構に問合せした項目をメモしておきます。
■救命設備
まずは「浮器」です。桜マークの発泡スチロールの四角い板。
定員分必要だそうで12名用は大きさは約1000x900x200mm。
今まで11人ものせたことはありません。
なので定員を運転手を含めて4人に減らすことで約500x500x150mmになり予算も1/3になりました。これだと一辺50センチあたり1人になります。
検査担当官のアドバイスとしてガス膨張式の救命いかだは別機関の検査になり日程も費用も別途掛かるとのことでした。
つづく 今年1月~3月くらいのことを記憶を頼りに備忘のためメモしています。機構の解釈と異なるなど相違があるかもしれません。カズワン事故以降小型船舶検査機構のHPの情報量が増大しています。詳細は小型船舶検査機構にお問合せ下さい。