原発に頼らずに、再生可能エネルギーの取り組みが全国各戸で行われております。一般家庭でも太陽光発電施設が設置されております。一方で無秩序にソーラーパネルが設置されて、景観や将来のまちづくりへの影響が心配されます。
太陽光発電施設の現状と課題について、一般質問を行いました。質問と答弁の大要は次のとおりです。
市内における設置の現状
質問 太陽光発電について質問したのは、私が平成11年に一般家庭の太陽光発電設置について一般質問したのが最初でした。当時は把握しているだけでは3件でありましたが、現状はどのようになっていますか。
概要の把握は
答弁 施設の設置については市に届け出が提出されるわけではありませんので、全てを把握することはできません。
固定価格買い取り制度で経済産業省より公表されておりますので概要は把握できます。本年1月末時点で、10キロワット未満の施設(主に家庭用)が1879件、10キロワット以上が483件です。
市の住宅用発電施設の補助件数は、平成20年度からのトータルで、新築534件、既設749件で、合計1283件となっています。
農地における設置状況ですが、平成25年度よりはじまり、27年の農地転用申請件数は20件、面積は4万6637平方メートルです。一番大きいのは市街化区域内で1万3450平方メートルです。
(市内に設置されている太陽光パネル)
買い取り価格の値下げは
質問 全国各地で農地等へのソーラーパネルが設置され、市内でも増えていくと思われますが、需要よりも供給が多くなり、将来にわたって買電価格が下がっていくことが想定されます。
そうなると売電収入で設置費の返済を予定していた人が、当初予定していた返済額が得られず返済困難も予想されます。どのように考えておられるのか。
設置年度の価格で20年
答弁 10キロワット以上の場合は全量が対象となっています。当初43・2円であったものが、現在は25・9円に引きさがっておりますが、設置された年度により、固定価格で買い取り期間20年となっております。
設置のルール作りは
質問 原発に頼らない再生可能エネルギーと言うことで、太陽光発電そのものを否定しません。しかし、無秩序に、規制もなく建設され、駅西区画整理地内にも設置されており、今後のまちづくりに影響を及ぼしかねません。ルール作りの検討が必要ではないでしょうか。
良好なまちづくりに
答弁 太陽光発電施設の設置については自然環境、景観を保全し、良好なまちづくりを推進できるよう調査検討していきたと考えております。
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