9月の改選後の初議会の一般質問には7名が登壇しました。新人の2名はいずれも一般質問は行いませんでした。
私は、市民の健康、障がい者のスポーツ、介護予防など「スポーツを生かした健康で元気なまちづくり」を求めて質問を行いました。質問と答弁の大要は次のとおりです。
平均寿命と健康寿命
質問 厚労省の調査で、平成22年度で平均寿命は男性が79.55歳、女性が86.30歳ですが、健康寿命は男性が70.42歳、女性が73.62歳と平均寿命と比較して大きな隔たりがあります。
健康寿命が延びれば、医療費や介護給付費を抑制することができます。介護が必要な高齢者も増えてくると思いますが、介護にならないような予防活動はどのようにされているのか。市民の健康を維持していくためにデーターベース化して、健康づくりに役立つ取り組みはされているのですか。
運動によって医療費の縮減
答弁 特定保健指導の利用者のうち約3割の方が健診結果データから改善されていると確認されています。
体重や腹周りが基準を上回った人が週3回、30分以上のウオーキング、間食を控え、腹八分目の食事を規則正しく食べた結果、6カ月間で約6キロ減量ができたという結果が出ています。
運動をすることで健康な体力をつくり、結果的に医療費が縮減できると思います。
多々良沼を周回する夕陽の小径、保安林内の彫刻の小径、城沼を周回する朝陽の小径、街なかの歴史の小径、茂林寺沼周辺や近藤沼を周回するウオーキングコースの設定を進め、気軽に介護予防や健康づくりができるように準備中です。
障がい者のスポーツ振興は
質問 オリンピックと同時にパラリンピックが行われますが、パラリンピックに対する日本の関心度は非常に低いといわれております。それは障がい者のスポーツはリハビリ的なものに偏りがちで、スポーツとしての位置づけが弱かったと指摘されています。市の振興策はどのようになっていますか。
指導者や施設の問題
答弁 障がいのある方も子どもから高齢者、障がいの程度などによりスポーツの種別も変わってきます。地域の方々とグラウンドゴルフや輪投げ、健常者のクラブに参加している方もおります。
障がいスポーツへの知識や技術がなく、指導者や施設の問題など、環境の整備や指導者の普及を図ってまいりたいと思います。
保健師の役割が重要
質問 城沼体育館には保健師が配属されておりますが、専門職を生かした役割が重要だと思います。
健康相談をしながら、どのようなスポーツにどのくらい取り組んだらよいのか、保健師の方の専門性を十分に発揮できるような、館林市民全体が健康になれるようなまちづくりを進めるのか大切ではないか。
相談業務は行っていない
答弁 保健師の業務については、日常における事務とスポーツイベントでの救護業務、城沼体育館、総合運動場内のけがなどの救護全般で行っていますが、保健師という有資格を生かした健康相談業務は行っておりません。
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