年の瀬になると、いろいろ、考えてしまう。
一人一人の国民の努力の結果、経済大国となった日本。
その国民が担ぐ神輿に乗るだけの政治家。
政治家が、「一流国家日本」を作り出したわけではないのに、政治主導なんて、とんでもない。
政治の怠慢で、いつまでも、国民の幸福や夢をないがしろにしていると、いつ何時、国民が理性を失い、我慢の臨界点を超えて、自暴自棄になるかわからない。
もし、そうなったら、どうする。
破壊と騒乱、無政府状態と化した日本なんて、想像したくない。
今の日本で、そんなことは、起こりえないという人ばかりかもしれない。
私も、そうあって欲しい。
しかし、油断は禁物。
科学技術の進歩で、グローバル化し、飛躍的に発展してきた世界ですら、21世紀に入ってからは、宗教的、あるいは民族的バイアスや、人種、階級、格差などの影響を強く受けるようになった。
それに加えて、自然環境の激変やコロナの蔓延。
一体、どうしたんだろう。
もう、この世界では、薔薇色の未来なんて、描けないのか。
思えば、バブル崩壊後の日本は、そうした未来の連続だった。
そして、いつの間にか、そんな不幸に慣れてしまった。
……..貧しかったが、何となく元気で、明るかった昭和が、とても懐かしい。