日本の政治家やメディアや専門家は、「国際社会」と言う言葉が大好き。
ロシアのウクライナ侵攻でも、「国際社会」と言う言葉が、頻繁に使われている。
昔は、国際社会イコール世界だった。
しかし、最近、日本の政治家やメディアや専門家が使う国際社会は、その概念が急に小さくなったようだ。
いつの間にか、「西側諸国」だけが、国際社会と言うことになってしまった。
日本以外の西側諸国の使う「国際社会」も同様。
西側諸国しか指していない。
しかし、その西側諸国ですら、最近は、バラバラ。
だから、西側諸国が、「国際社会が許さない」なんて言ったところで、世界の国々は、知らん顔。
追従してくれない。
西側諸国ご自慢の「自由と民主主義」や「資本主義」が、遍く普及したおかげで、世界の国々は、賢くなった。
昔とは違う。
どこの国も、自国の価値観や利益最優先。
日本のような、西側諸国に飼い慣らされた忠犬ハチ公なんて、いなくなった。
所詮、西側諸国なんて、過去の栄光にしがみつくだけの、傲慢な黄昏国家の集合体に過ぎないと、バレてしまったからだ。
そのせいで、世界が、アメリカと言う覇権国家によって分断されることは、無くなった。
ロシアのウクライナ侵攻に対して、アメリカが、どんなに吠えようが、知らん顔。
自国に悪影響が出ない限り、関わりたくないというのが、正直なスタンスなのだろう。
「アメリカ一強」の時代は、終焉を迎えつつあるのだ。
ロシアとアメリカが、ウクライナで消耗戦を続けていたら、漁夫の利を得るのは中国。
アメリカもロシアも、中国には対抗できなくなるというのに、何をやっているのか。
このまま行けば、間違い無く「中国一強」の時代。
日本にとっては、大変なことだ。
日本は、第二次世界大戦で完敗したから、素直にアメリカの属国になれた。
しかし、中国の場合には、そうは行かない。
宗主国のアメリカと袂を分つことは、できないからだ。
かと言って、いつまでも、アメリカと中国を天秤にかけている訳には行かない。
強くなろう日本。