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50歳の新米パパ

育児と介護は似てるかも

大晦日に脳出血で倒れた母は、自力ではまだ歩行できませんが、
回復は思ったより早いような感じです。

母の介護は、息子の私が介護を担っています
介護といっても、週イチでリハビリで通院する程度


リハビリ通院も回数を重ね、私もだんだん慣れてきたところですが、
母の介護をしていて、なんだか育児と似てるかもと思うことが


●怒らない、褒める、その気にさせる、励ます
 「今までできたことができない、できないならできないでいいや」
 これが、リハビリを始めたころのこと。最初はリハビリもイヤイヤでした

 『歩けるようになれば、孫にあえるよ』
 『(孫は)いつもお婆ちゃんのことを心配しているよ』
 『できたじゃん、すごいすごい』
 『前より上手になってるよ』
 『うまくいかないのは当たり前、病気だったんだから』
 などと、いつも声をかけています

 『なんでできないんだ!』『がんばらなきゃダメだろう』
 昔気質の父は、心底母を心配しているのですが、
 こういう言い方しかできないようです
 そういわれるほど、母は頑なになるような気がします
 
 母は、認知症も少しあって、ときどき意味不明な言動をすることもあり、
 同居していた父は怒って注意したりいていたようです。
 でも、怒ったり注意すると、母もヒートアップして怒鳴り合いになることも

 何年か前、テレビで観た認知症の母娘。意味不明な言動を注意すると
 大喧嘩になるのですが、注意ではなく穏やかな声で促すと、
 話を聞いてくれるようになったそうです。

 なので、以前から、母にはできるだけ穏やかな声で理解を示したり、
 こうしたほうがいいよと促すようにしていました

 自分の子供に対しても、全部できれば褒めるのは当然として、
 努力する姿勢、ひとつでもできたことがあれば褒めるようにしています
 失敗したことは、怒らず、なんで失敗したのか、どうすれば失敗しない
 のか、できるだけ穏やかな声で一緒に考えるようにしています

 寛容と見守り、ってことなんですかね


●男性は少数派?
 先日、病院の待合質で母と一緒に順番待ちをしていたら、
 前に座っていた見ず知らずのお婆ちゃんが、
 突然、母に向かっていいました
 『優しい息子さんで幸せですね~』
 母も私も、突然すぎてキョトンでしたが、後で考えてみると
 『親の付き添いで病院にきてるのは、実の娘か、
 お嫁さんばっかりだもんな。息子は珍しいということか』

 パパは育児をするというのは、今じゃ当たり前という風潮
 でも、私の住むような地方では、パパの育児参加はまだまだ
 という感じ。外出先で子供お世話をしていると、周囲の人、
 特に年配に女性から
 『偉いわね~』といったニュアンスの言葉をかけられます

 介護にしても、育児にしても、
 まだまだ男性は少数派ということなんでしょうかね
 私の好感度は上がる一方(笑)


●食事とシモの世話がメイン
 母と食事をするとき、子供用に持ち歩いているウェットティッシュが重宝します
 食事は、ひっくり返さないよう、こぼさないよう、さりげなくフォロー
 トイレから出るとき、オムツをきちんと履いているかのチェック、
 失敗したら選択や掃除をする。

 なんだか、子供が小さい時のお世話に似ているかなと
 子供のお世話をしていなかったら、シモのお世話とかできなかったかも
 

介護も育児も、先は長い、たぶん

在宅で寝たきりとかの方に比べれば、随分楽なんでしょうけど
それでも、介護保険、ケアマネ、ひとり暮らしになった父への対応など
心身ともに結構シンドイ時があります。

心が折れないよう、倒れないよう、やっていこうと思っています

 
 
 



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