別に初めてじゃなかった。
缶を投げられたのは。
紙くずだって。
冷たい視線なんてしょっちゅう。
窓際ならどんなにいいか。
漫画みたいにそううまくはならない。
真ん中の真ん中。或いは後ろから2番目辺り。
自分が何をしたかじゃなくて、存在事態にケチをつけたい。
そうなるとどうしても自分ではどうもできない、かもしれない。
そんなに強くない。心では泣きじゃくっているが悟られぬよう。悟られぬよう。
その対象だと気付かぬフリで孤立。
だけど、笑顔と優しさは絶えず蒔く。
種は蒔き続ける。
実るまで独りを楽しむ。独りである事の意味、独りじゃなくなる時の有り難みを考える。
それがいつか一人に変わる時、色の浸いた実をつけ大切な誰かがたった一人でもできた時、美味しい果物を分け合う。
どんな逆境にも負けない。
強くなくても負けない。
笑顔でなら負けない。
人はいつだってあなたの僕の笑顔に魅了される。
明日こそは遊ぼうって言うんだ。
大きな声で。