月極駐車場薩摩音街6番地

色んな事がある毎日をつらづらと。

つづれおられたSeptember。

2015-04-26 16:52:04 | 日記
プシュアー。






ごくっ。ゴクッ。












「どう?美味い?期間限定だってさ。グレープグレープクレープ味。」






「どこにクレープの要素が入ってんのかさっぱり分からない。」





「えー、そうかなぁ。俺はなんとなく分かるよ。美味いし。」




「まぁ、あんたは甘党界の巨匠だからね。そんな事より、聞いたわよ。何か隠してるでしょ、あたしに。あんたの分際で。」




「何もないよ。あ、昨日勝手にアラームを切った。早すぎるんだよ。まさかそれのこと?」






「知ってんのよ。浮気してんの。」










「へ?」








「確かに可愛いわね。あっちのほうが。中身も良さそうだし。非の打ち所がない感じ。」







「ごめん。何のことかさっぱり。」






「しらばっくれることを覚えたのね。」






「覚えたけどさ。笑 浮気なんかしてねーよ。」







「白状しなさい。」






「だから。」






「あんたはいつもトカトーラ社の炭酸を買っているのにポントリー社にのりかえたでしょ。立派な浮気だわ!!」










「え、そっちー、!、!浮気ってそっちぃ!」










「他にどんな浮気があんのよ。」






「いやほら男女の。」







「あぁ。そんなのあんたが出来るわけないでしょ。確かにあんたは顔はカッコいいけどそんなこと出来ないわ。相手が私なんだからそんな度胸ないでしょ。それに何てったって私を好き過ぎるんだから他の女を入れ込む余地がないわ。」







「わー、自信過剰。」






「間違ってるの?」






「いや、前半部分に少し違和感あるけど間違ってません。」




「そしてあたしもあなたが好き過ぎるわ。」






「....。」







「何よ。」






「いや、ありがとう。」






「たまにはそれくらい言うでしょ。単純。」



















そう言って彼女はヘッドフォンをつけてソファで寝始めた。






それに軽めにタオルケットをかけ、反対側に寝た。



添い寝して起きた時に怒られないように。

星を見るために滑り台のてっぺんのぼんだぜ。

2015-04-26 04:48:19 | 日記
「あー、今月金欠。」





「お前、いっつもじゃん。」





「だってさ、欲しいのばっかだもん。」





「何買ってんの?金欠なるくらい」





「プラモとCDとポッキー。」






「そう。」







「そう。」







「いや、えー!!なんてノンジャンル!
まぁ、プラモ高いしCDは次々出るしポッキーは謎に高いし。分かるけど。」





「だろぉ。困っちゃうぜ。」







「じゃあ、今度言ってた焼肉どーすんだよ。」











「それはー。おご、じゃなかった。ファミレスの肉にお世話になる!」






「え、無理。焼肉の気分はその日まで変わらない。」







「じゃあ見てる。」









「。」







「食べてるのを見てる。ずーっと。」

















「奢ります。もう奢ります。」

















「ま、じ、で。。?」









「だって焼肉に行きたい気分もその日まで持続する予定だし。まだ一人じゃいけないし。しゃーなし。」








「うし。マジさんきゅー。めっちゃいいヤツお前!」










「はぁ。その代わりその次奢ってな。」










「無理。俺の金欠は未定に持続します。」













「じゃあ、やっぱ一人で行く。」

















「はい。奢らせていただきますね。、、ちっ。」





「聞こえたよー。舌打ち。」







「ん?」





「まぁ、とりあえず帰ろ。もう眠い。」








「お。」








「会計、別な。」









「あ、財布に200円しか入ってない。」














「おい!」




シャープペンシルの芯くらいの望み。

2015-04-26 04:26:43 | 日記
知らなかった。








同じ道だった事。









何回も、もしかしたらすれ違っていたかもね。












君を見たのはいつも行く本屋。








髪の長さや身長。流れ来る雰囲気全てがタイプだった。






のちに同じ学校だと知って、密かに帰りの校門で待っていた。






いっつも。







最後まではさすがに着いていけないから、途中まで。





偶然にも僕と帰る方向が一緒だったから怪しまれなかったけれど、君は毎回あの角を曲がる。




でも、今日は曲がらなかった。




ほんとに僕の家の方へ歩いてく。


















ついには僕の家が見えてきた。











....。











「あのー。」










..。








「あ、はい。」






「いつも、何故か帰るとき一緒だったよね。ヨウ君。」









「あ、それは、、、、。でも何で名前、、。」








「私のこと覚えてない?小学生の時一緒のクラスだったユメだよ。」




「......あ!でも転校したよね。」








「うん。高校に上がる前に引っ越してきたんだ。この近く。」




「そっかぁ。でも、いつもあのパン屋の角を曲がるじゃん?」






「.......。」













「あ、ごめん。関係ないよな。」









「ヨウ君の後ろ姿を見たくて少し遠回りをしてた。」





「あの頃から好きだった。だから私もヨウ君を遠くで見ることしかできなかった。」







「え。。。」









「今も好きです。」















「あの、僕も、えーと。この前本屋、あ、え、、、、、、好きです!付き合ってください!」










「笑。はい。」






「よっしゃあ。」






「笑。」








「そーだ。あの駄菓子屋まだあるからちょっと行こっか!」












「うん。」