雲が一つもない夏。
もちろん、暑い。
窓は全開、あいにくこのご時世なのにクーラーはない。扇風機を最近やっと買った。
今日は炭酸を買い込んだし文句も言われないだろう。
部屋もまぁ汚くはないだろう。
そろそろ時間か。
そう思いつつ、録画していた歌番組を観て時間を潰そうとテレビのリモコンをいじり始めた矢先、
「ピンポーンピンポンピンポンピンポン!」
鳴らす鳴らす鳴らす。奴は鳴らす。
ガチャ。
「はぁー、ぃ、」
「ちょっと!!何回鳴らしたと思ってんの!一回で出なさいよ!」
「え、一回って間を漏らすことなく鳴らしてんのに無理だろ(いつにも増して上からやつだな)。」
「は?こっちはね、この蝉がミンミン鳴く炎天下の中真新しいヒールに指先を通してわざわざ来てあげてるのに、何?その言い草は。早く上げなさいよ。」
「(えー、、、)あ、どうぞ。おあがり下さいませ。」
「あら、今日なんか綺麗じゃない?相変わらずクーラーないから微妙な室温な所は頂けないけど。まぁ、80点てところね。」
「高得点どーも。」
「それはそうと来週の土曜空けてるんでしょうね?」
「何かあんの?」
「は?この前言ったじゃない!映画見に行って今話題のテーマパークのプール行くって!」
「言ったっけ?そんな事。」
「そんな事?いゃ、言ったわよ夢の中で!」
「夢の中〜。。 絶対に分からないやつじゃん。」
「彼氏なんだからそれくらい読み取りなさいよ。とにかく行くわよ、来週。どうにかしてでもこじあけなさい予定。ね?」
「はいはい、心配しなくてもがら空きですよ。」
「そ。なら良かった。てか、お茶の一つでも出したら?こっちはミンミンなく蝉が騒がしい中わざわざまあたら・・」
「あーはいはいわかりましたすこしおまちを!」
キュ。ゴポゴポ。シュ。シュワ〜。
コトッ。
「ありがと。え?これ最新のマンゴー味のサイダーじゃん。飲みたかったやつなの!そこんとこ通じ合ってんのね!褒美を遣わすわ!」
「あーどーも。」
ごくっ。
「まぁ美味しいっちゃ美味しいけど次はないわね。」
「そう。まぁ取り敢えず今日はそれで我慢して。」
「嘘よ、素直においしいわ。ありがとね。」
「(限りなくツンデレ)うん。」
何だか蝉よりも騒がしい、だけど別に嫌じゃない。
そう思いながら外の雲ひとつない青空を見ながら麦茶を飲んでその子を思う暑い淡い日だった。
もちろん、暑い。
窓は全開、あいにくこのご時世なのにクーラーはない。扇風機を最近やっと買った。
今日は炭酸を買い込んだし文句も言われないだろう。
部屋もまぁ汚くはないだろう。
そろそろ時間か。
そう思いつつ、録画していた歌番組を観て時間を潰そうとテレビのリモコンをいじり始めた矢先、
「ピンポーンピンポンピンポンピンポン!」
鳴らす鳴らす鳴らす。奴は鳴らす。
ガチャ。
「はぁー、ぃ、」
「ちょっと!!何回鳴らしたと思ってんの!一回で出なさいよ!」
「え、一回って間を漏らすことなく鳴らしてんのに無理だろ(いつにも増して上からやつだな)。」
「は?こっちはね、この蝉がミンミン鳴く炎天下の中真新しいヒールに指先を通してわざわざ来てあげてるのに、何?その言い草は。早く上げなさいよ。」
「(えー、、、)あ、どうぞ。おあがり下さいませ。」
「あら、今日なんか綺麗じゃない?相変わらずクーラーないから微妙な室温な所は頂けないけど。まぁ、80点てところね。」
「高得点どーも。」
「それはそうと来週の土曜空けてるんでしょうね?」
「何かあんの?」
「は?この前言ったじゃない!映画見に行って今話題のテーマパークのプール行くって!」
「言ったっけ?そんな事。」
「そんな事?いゃ、言ったわよ夢の中で!」
「夢の中〜。。 絶対に分からないやつじゃん。」
「彼氏なんだからそれくらい読み取りなさいよ。とにかく行くわよ、来週。どうにかしてでもこじあけなさい予定。ね?」
「はいはい、心配しなくてもがら空きですよ。」
「そ。なら良かった。てか、お茶の一つでも出したら?こっちはミンミンなく蝉が騒がしい中わざわざまあたら・・」
「あーはいはいわかりましたすこしおまちを!」
キュ。ゴポゴポ。シュ。シュワ〜。
コトッ。
「ありがと。え?これ最新のマンゴー味のサイダーじゃん。飲みたかったやつなの!そこんとこ通じ合ってんのね!褒美を遣わすわ!」
「あーどーも。」
ごくっ。
「まぁ美味しいっちゃ美味しいけど次はないわね。」
「そう。まぁ取り敢えず今日はそれで我慢して。」
「嘘よ、素直においしいわ。ありがとね。」
「(限りなくツンデレ)うん。」
何だか蝉よりも騒がしい、だけど別に嫌じゃない。
そう思いながら外の雲ひとつない青空を見ながら麦茶を飲んでその子を思う暑い淡い日だった。
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