月極駐車場薩摩音街6番地

色んな事がある毎日をつらづらと。

1から始まる数字は8。

2016-03-22 16:55:35 | 日記
それは突然だった。

高速バス。僕はぼんやりしていた。




取り付けのテレビで映画が流れている。
好きな俳優がたまたま出ていた。何気なく内臓のイヤフォンジャックにイヤフォンをさす。

最近のバスは映画を無声にして音が聞きたい人は個人でってなってるんだ。
携帯の充電口もあるし、ラジオだって聴ける。
俺が知らないだけかな。





映像も俺の好きな感じだった。




中身は、今の自分に置かれている状況に似ていてすんなりと観ていた。
ずっとちゃんと観ていた。





見てた。



全てがストレートだった。





窓の外の木の影がバスの中に刹那的に連続する事さえも気付かなかった。






この映画を観られて良かったなと純粋に思った。そしてエンドロールが流れた。インストのゆったりした曲に合わせてクレジットが列をなし、歌入りの主題歌じゃないのかぁと思ったけど、普段なら思うけどこの時はそれがふさわしい音と画だった。そう思っていた瞬間、窓の外から夕日になる前の強い逞しい光が窓から差し込んだ。



こんなテレビみたいな事あるんだなぁ。




それはすごく優しい光だった。



僕も努力しないといけないなって








思った。








この時間は僕にとって凄く大切だった。大切になった。








よかった。

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