世界がいよいよ首を傾げる…日本が「ヌルい対策」なのに被害が少ないワケ
5/22(金) 6:31配信 現代ビジネス https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200522-00072744-gendaibiz-pol&p=1
日本の謎 今、世界は、日本の感染者数や死者数が異常に少ないことに首を傾げている。
例えば、米外交政策専門誌「フォーリン・ポリシー」はこんな論調だ。
「新型コロナとの闘いで、日本のしていることはすべて間違っているように見える。人口における検査率はたったの0.185%で、社会的距離戦略も中途半端にしか行われていないし、日本人の大多数が政府の対応を批判している。しかし、死亡率は世界の中でも最も少なく、病院は崩壊の危機を回避している。感染者数も減少しており、万事が変にうまくいっているように見える」
さらに、中国人旅行者が多く、新型コロナの致死的な影響を受ける高齢者が世界的に多い社会であるにもかかわらず奇跡的に感染者数が少ないこと、実際の死者数は過小評価されている可能性はあるものの肺炎による死亡者が増加していない状況について、
「日本がただラッキーなだけなのか、それとも、いい政策だからなのかわからない」
と不思議がる。
AFP通信も日本の感染者数や死者数の少なさについて「Japan Puzzle(日本の謎)」と指摘している。
そんな「日本の謎」については様々な議論がされてきた。検査数が世界的にも少ないから(実態が把握できていない)という声や、クラスター対策が奏功しているという声、BCGワクチンの影響という声もある。
では実際、どれだけ日本の感染者数や死者数は少ないのか?
検査数自体が他国と比較にならないほど少ないので、これまでの総検査数における総感染者数を算出して比較してみると以下のようになる(数字はworldometers.infoを参照)。
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日本:24万368件中、陽性は1万6237件=6.8%
アメリカ:1168万691件中、陽性は152万2149件=13%
イタリア:300万4960件中、陽性は22万5435件=7.5%
スペイン:303万7840件中、陽性は27万7719件=9.1%
シンガポール:24万6254件中、陽性は2万8038件=11.4%
韓国:74万7653件中、陽性は1万1050件=1.5%
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日本は韓国よりははるかに陽性率が高いものの、総検査数が24万件台とほぼ同数のシンガポールよりははるかに陽性率が低く、アメリカと比べれば2分の1近い。
人口100万人あたりの死亡数を見てみると、
日本6人、韓国5人、シンガポール4人、アメリカ275人、スペイン591人、イタリア528人と、アジアの新型コロナ対策優等国よりは多いものの、欧米よりははるかに少ない。
例えば、米外交政策専門誌「フォーリン・ポリシー」はこんな論調だ。
「新型コロナとの闘いで、日本のしていることはすべて間違っているように見える。人口における検査率はたったの0.185%で、社会的距離戦略も中途半端にしか行われていないし、日本人の大多数が政府の対応を批判している。しかし、死亡率は世界の中でも最も少なく、病院は崩壊の危機を回避している。感染者数も減少しており、万事が変にうまくいっているように見える」
さらに、中国人旅行者が多く、新型コロナの致死的な影響を受ける高齢者が世界的に多い社会であるにもかかわらず奇跡的に感染者数が少ないこと、実際の死者数は過小評価されている可能性はあるものの肺炎による死亡者が増加していない状況について、
「日本がただラッキーなだけなのか、それとも、いい政策だからなのかわからない」
と不思議がる。
AFP通信も日本の感染者数や死者数の少なさについて「Japan Puzzle(日本の謎)」と指摘している。
そんな「日本の謎」については様々な議論がされてきた。検査数が世界的にも少ないから(実態が把握できていない)という声や、クラスター対策が奏功しているという声、BCGワクチンの影響という声もある。
では実際、どれだけ日本の感染者数や死者数は少ないのか?
検査数自体が他国と比較にならないほど少ないので、これまでの総検査数における総感染者数を算出して比較してみると以下のようになる(数字はworldometers.infoを参照)。
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日本:24万368件中、陽性は1万6237件=6.8%
アメリカ:1168万691件中、陽性は152万2149件=13%
イタリア:300万4960件中、陽性は22万5435件=7.5%
スペイン:303万7840件中、陽性は27万7719件=9.1%
シンガポール:24万6254件中、陽性は2万8038件=11.4%
韓国:74万7653件中、陽性は1万1050件=1.5%
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日本は韓国よりははるかに陽性率が高いものの、総検査数が24万件台とほぼ同数のシンガポールよりははるかに陽性率が低く、アメリカと比べれば2分の1近い。
人口100万人あたりの死亡数を見てみると、
日本6人、韓国5人、シンガポール4人、アメリカ275人、スペイン591人、イタリア528人と、アジアの新型コロナ対策優等国よりは多いものの、欧米よりははるかに少ない。
筆者は3月初め、マスク姿の人ばかり目にしていた日本からアメリカに戻ったが、あまりの違いに驚かされた。そこでは、マスクをしていては気がひける空気が漂っていた。
筆者もそんな空気の中、3月19日にカリフォルニア州で「外出禁止令」が出されるまでは、日本から持ち帰ったマスクをつけなかった。
日本では、新型コロナが注目され始めた1月半ば頃から、自発的にマスクを身につけていた人が多かった。この間、テレビをつければ、どのチャンネルでもマスク着用の重要性と正しい着用方法がこれでもかこれでもかというほど解説されていた。こういう時、口を揃えて同じ警告を発する日本の横並び主義は有効なのかもしれない。日本は早期から、マスク着用による感染予防意識が高められていたと言える。
一方、ロサンゼルスでは5月15日に「マスク着用令」が出されて義務化されたばかり。つまり、日本はマスク着用という点で、初期対応がアメリカより4ヶ月も早かったのである。この大きなタイムラグが、日米で感染者数、死者数に大きな差がある要因の1つになっているのではないか。
ちなみに、シンガポールも4月半ばまで外出時のマスク着用が義務づけられなかった。実際、筆者が同地を訪ねた2月半ばは、市中にはマスクをつけている人があまり見られなかった。前述したように、現在、日本とシンガポールは総検査件数はほぼ同じくらいだが、陽性率はシンガポールの方がはるかに高い。
比較までに、外出時のマスク着用は、米ニューヨーク州では4月17日、イタリアでは5月4日、スペインでは5月20日にそれぞれ義務化された。マスク着用における日本とのタイムラグを考えると、これらの地域で膨大な数の感染者や死者が出たのも、語弊はあるが、無理からぬ気がする。
現在の着用状況も、日米で大きな差があると思われる。日本では、多くの人々が今も自発的にマスクをつけ続けていることだろう。一方、ロサンゼルスでは「マスク着用令」が出ても、ビーチの様子が示しているように、マスクをしていないアンジェリーノが数多くいる。
ロックダウンがアメリカ各地で部分的に緩和される中、状況は、ロサンゼルス以外の地域でも大差がない。
ウィスコンシン州で外出禁止措置が緩和された5月13日、同地のバーには客が押し寄せたが、ほとんどの客がマスクを着用していなかった。その中には、ロールモデルとなるべき看護師の姿もあったため、波紋を呼んだ。
5月10日の「母の日」には、行政命令に反抗してオープンしたコロラド州のレストランに地元民が殺到したが、彼らもマスクをつけていなかった。
そんな人々を見るに見かねてか、通りでは今、こんな落書きも見かける。
〈Please Wear A Mask〉
日本では、新型コロナが注目され始めた1月半ば頃から、自発的にマスクを身につけていた人が多かった。この間、テレビをつければ、どのチャンネルでもマスク着用の重要性と正しい着用方法がこれでもかこれでもかというほど解説されていた。こういう時、口を揃えて同じ警告を発する日本の横並び主義は有効なのかもしれない。日本は早期から、マスク着用による感染予防意識が高められていたと言える。
一方、ロサンゼルスでは5月15日に「マスク着用令」が出されて義務化されたばかり。つまり、日本はマスク着用という点で、初期対応がアメリカより4ヶ月も早かったのである。この大きなタイムラグが、日米で感染者数、死者数に大きな差がある要因の1つになっているのではないか。
ちなみに、シンガポールも4月半ばまで外出時のマスク着用が義務づけられなかった。実際、筆者が同地を訪ねた2月半ばは、市中にはマスクをつけている人があまり見られなかった。前述したように、現在、日本とシンガポールは総検査件数はほぼ同じくらいだが、陽性率はシンガポールの方がはるかに高い。
比較までに、外出時のマスク着用は、米ニューヨーク州では4月17日、イタリアでは5月4日、スペインでは5月20日にそれぞれ義務化された。マスク着用における日本とのタイムラグを考えると、これらの地域で膨大な数の感染者や死者が出たのも、語弊はあるが、無理からぬ気がする。
現在の着用状況も、日米で大きな差があると思われる。日本では、多くの人々が今も自発的にマスクをつけ続けていることだろう。一方、ロサンゼルスでは「マスク着用令」が出ても、ビーチの様子が示しているように、マスクをしていないアンジェリーノが数多くいる。
ロックダウンがアメリカ各地で部分的に緩和される中、状況は、ロサンゼルス以外の地域でも大差がない。
ウィスコンシン州で外出禁止措置が緩和された5月13日、同地のバーには客が押し寄せたが、ほとんどの客がマスクを着用していなかった。その中には、ロールモデルとなるべき看護師の姿もあったため、波紋を呼んだ。
5月10日の「母の日」には、行政命令に反抗してオープンしたコロラド州のレストランに地元民が殺到したが、彼らもマスクをつけていなかった。
そんな人々を見るに見かねてか、通りでは今、こんな落書きも見かける。
〈Please Wear A Mask〉
折しも、マスクの重要性を再認識させる2つのニュースも報じられた。
1つは、香港大学から、マスクに感染抑制効果があるとする研究報告。
1つは、香港大学から、マスクに感染抑制効果があるとする研究報告。
2つのケージの間に医療用マスクを設置し、感染したハムスターのいるケージから健康なハムスターのいるケージに向けて空気を流したところ、マスクにより感染が60%以上軽減できる可能性があるという結果を得たという。
2つ目は、ニューヨーク州のクオモ知事が明らかにした、新型コロナの新たな感染者の大半が必要不可欠な仕事に従事している人々ではなく、買い物や運動、人との交流目的で外出した人々だったという事実だ。
2つ目は、ニューヨーク州のクオモ知事が明らかにした、新型コロナの新たな感染者の大半が必要不可欠な仕事に従事している人々ではなく、買い物や運動、人との交流目的で外出した人々だったという事実だ。
必要不可欠な仕事に従事している人々は、日常的にマスクを着用して感染予防しているからだろう。
アメリカでは、6月1日までに新型コロナの死者が10万人に達するという最新予測が出された。しかし危機が認識されていないこの状況では、6月を待たずにその数に到達しそうだ。
マスクが義務化されても「着用しない自由」を行使するアメリカ人。
感染拡大早期からマスクによる予防意識が高められ、自発的にマスクを着用してきた日本人。
日本には、新型コロナ以前から、風邪を人にうつさないようにするために、また、風邪にかからないようにするためにマスクを身につけている人も少なくない。
冒頭の「すべて間違っているように見えるが、変にうまくいっているように見える」と米誌が不思議がった日本の新型コロナ対策の謎は、謎でもなんでもなく、結局のところ“日本の常識”だったのかもしれない
アメリカでは、6月1日までに新型コロナの死者が10万人に達するという最新予測が出された。しかし危機が認識されていないこの状況では、6月を待たずにその数に到達しそうだ。
マスクが義務化されても「着用しない自由」を行使するアメリカ人。
感染拡大早期からマスクによる予防意識が高められ、自発的にマスクを着用してきた日本人。
日本には、新型コロナ以前から、風邪を人にうつさないようにするために、また、風邪にかからないようにするためにマスクを身につけている人も少なくない。
冒頭の「すべて間違っているように見えるが、変にうまくいっているように見える」と米誌が不思議がった日本の新型コロナ対策の謎は、謎でもなんでもなく、結局のところ“日本の常識”だったのかもしれない
飯塚 真紀子(在米ジャーナリスト)
日本は最下位、中国が首位 コロナ対策の満足度調査
5/21(木) 20:53配信 朝日新聞 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200521-00000072-asahi-int
日本では、新型コロナウイルス対策に満足していない人が多い――。
シンガポールの調査会社ブラックボックス・リサーチとフランスの調査会社トルーナが実施した国際調査で、こんな結果が出た。
23の国と地域でコロナ対策への評価を聞いたところ、評価する人の割合で日本が最下位だった。
政治指導者のコロナ対応を10点満点で聞いたところ、日本では8点以上をつけた人が回答者の5%。タイ(22%)、韓国(21%)、フランス(14%)、香港(11%)などを下回り、調査対象の中で最少だった。感染者数の多いイタリアは25%、米国は32%。高評価が多いのは中国(86%)、ベトナム(82%)、ニュージーランド(67%)で、全体では40%だった。
「政治が問題の先頭に立ち、正しい戦略を打ち出していますか」との問いでは、日本では72%がそうは思わないと回答。「政治指導者たちが危機をうまく乗り切ると思いますか」の問いでも70%がそうは思わないとし、いずれも最多だった。 朝日新聞社
政治指導者のコロナ対応を10点満点で聞いたところ、日本では8点以上をつけた人が回答者の5%。タイ(22%)、韓国(21%)、フランス(14%)、香港(11%)などを下回り、調査対象の中で最少だった。感染者数の多いイタリアは25%、米国は32%。高評価が多いのは中国(86%)、ベトナム(82%)、ニュージーランド(67%)で、全体では40%だった。
「政治が問題の先頭に立ち、正しい戦略を打ち出していますか」との問いでは、日本では72%がそうは思わないと回答。「政治指導者たちが危機をうまく乗り切ると思いますか」の問いでも70%がそうは思わないとし、いずれも最多だった。 朝日新聞社
こういった報道は 何故かネット配信ばかり。 テレビニュースで流れないのは何か理由があるのでしょうか?
感染者数死者数が少なかったのは、政府の対策によるものではなく、国民のウイルスに対する危機管理とそれと最近発表された既存の免疫力によると思います。この既存の免疫力とは、以前武漢ウイルスの兄弟ウイルスであるSARSがはやった時に、日本人は少しづつそれに感染していたそうです。そのおかげで、免疫力が備わり、今回の武漢ウイルスでもその免疫力が聞いたそうです。
ロックダウンがアメリカ各地で部分的に緩和される中、って書かれていましたが本当なんですね。〈Please Wear A Mask〉ですね。マスクは防禦じゃなくて、他人に感染させないためにす着けるものですから。