遺伝子組み換え食品。 大豆やクローン牛肉。
とんでもない! 絶対反対!! 危険だし~、偽物だし~
世界中の国ではウオシュレットが無い? 汚ね~な~、紙でなすり付けて広げてるだけかい?
日本は素晴らしい。こんなウオシュレット造れるなんて。
ウオシュレットの無い生活なんて考えられな~い。 という話もよく耳にします。
ジープ・チェロキーを買った仲間が 『新車なのにモールが曲がっている』 とディラーに文句を言ったら 『モールが無いわけじゃなくて、付いているんでしょ?問題ないです。』
と言われて唖然とした。
日本製の自動車なら200万円程度の車であったとしても僅か1cmに満たない塗装の歪みが1箇所でもあれば車ごと交換してくれるのは当たり前。
当時としては高価なアメ車だった友人の不満はよく分かりました。
日本製品は丈夫で壊れない。そして、僅かな瑕疵があれば製品としては出荷されることはない。
これが当たり前になっていたのがお花畑国民でした。
世界の現況に少し目を向けたら日本人は 『どうでもいいこと』 に拘り過ぎ。
『こだわる』 という言葉自体が 『物事に妥協せず、とことん追求する』 とか 『素材にこだわる店』 とか言う良い意味もありますが、
『ちょっとしたことを必要以上に気にする』 とか 『どうでもいいことを気にし過ぎる』 とか 『難癖をつける。けちをつける』 というのもあったのです。
〇水道が無い国が大多数、水が飲めない国も大多数。
〇食物が手に入らず飢餓状態の国民が数億人。
〇自由がない国民が十数億人。
〇命が1万円より軽い国民も十数億人。
〇医療が受けられない、政権に文句なんて言えない国民も十数億人。
こんな状況があるのを知らずに
『遺伝子組み換え食品?』
『ウオシュレット?』
『新車のモールが曲がってる?』
ど~でもいいことでした。
大事な『非常事態法の整備』が無かったり、時代は変わっているのに73年間も全く憲法の見直しもしないのに
拘わる 『ちょっとしたことを必要以上に気にする』 『どうでもいいことを気にし過ぎる』 『難癖をつける。けちをつける』 のは止めましょう!!
幸福のど真ん中で生活しているのに、不平や不満の多い日本人
とにかく日本はなんだかんだ言っても恵(?)まれています。別にウオシュレットがあるから、なんては言いませんが。私が言いたいのはそんなことにこだわることができる余裕がある、いや、無知であることを無視して生き続けられる文化、社会で成り立っているのが日本なんです。でもそういった文化社会、そして無知ではグローバルが叫ばれている現代社会では死滅するだけです。私はそれを心配しているのです。
自分達がどれだけ恵まれているのかが分からず
甘やかされたまま 世界の恵まれていない獰猛な人達と
闘う事など不可能です。
今有る余裕を捨てろとは言いませんが
当たり前と思うと闘う前に負けてしまいます。
いかなる時もハングリーな牙も研いでおかなければ!!
少しバイトした経験しかない人が『働いていたから労働の厳しさは知っている』なんて威張るみたいな・・・