旅 ・ 懐かしいもの探しetc

 旅行はあまり有名ではないところをメインに身勝手な感覚で記述し、武漢ウイルス以降はグチばかり・・・

北海道 道央・旭川

2014年07月15日 | 旅行
雄大な大地で北海道と共通点があるモンゴルのゲル(パオとかユルタとも・・・)


旭川駅前通り

多くの人口を抱えている割に人通りはまばら


『ふらり~と』 ストリート

入り口に『ふらり~と』の規則が掲げてあります

昭和風のレトロな路地通り。 長さは数十メートル?




道幅が狭いので車が入って來る心配はありません

ふらり~と内の店舗案内。 どの店もい~感じです


蜂屋さん
知る人ぞ知るラーメンの名店と聞いています。


店内
割と広め。テーブルとパイプ椅子が昭和風で、通りの感じとマッチしています


各界の著名人のものでしょうか、大変な数の色紙が貼られています


メニュー
種類が豊富なので迷いますが初めてなので、シンプルなしょうゆラーメンにしました。

味は ~ どこの有名店でも同じだと思いますが、「個人の好み」と「期待し過ぎ」によって反応は違います。 評判などを何も知らずに食べたら間違いなく「とても美味いラーメン」でした。 




旭山動物園
この齢で今更、動物園なんて見たいとも思いませんでしたが旭川まで来たのでついでに寄ってみました。

市営の動物園というのに人が多くて賑やかなのに驚きました。
北海道だからでしょうか? 敷地も広く入場料も格安でした。

全体的に
手作り看板が多く、施設にそれほどお金を掛けていないのに 動物本来の生態と特徴がよく分かるように工夫された展示方式。 それでいて、飼育している動物に圧迫感をかけていないような感じを受けました。

オオカミ
動物は、展示舎が自然の形に近づけて作られているためなのか、みな活き活きとしていました


通路


チンパンジー
その間約15cm。ガラスを隔てていますが、こんなに近くで挨拶できました。


キリン


工夫の跡
キリンの身長が判るように壁に目盛りを付けてあります。誰でも気づきそうな事ですが実際にやっているか・・・というと仲々・・・

市営の動物園であっても工夫次第で、さほどコストを掛けずに、国内有数の人気動物園に成り得ることを示した素晴らしい動物園でした。観てよかったです。



旭川モンゴル村
旭山動物園近くにモンゴル村という施設があって、ゲルに宿泊できるという噂を聞き、実家がユルタだったという カザフスタンでは超エリートの友人を思い出して訪れました。




ゲル(パオ・ユルト・ユルタ)が沢山

ゲル【гэр】ユルト、あるいはユルタ【يورت】
主にモンゴル高原に住む遊牧民が使用している、伝統的な移動式住居で椀型天幕家屋。中国語では包(パオ)。現在でも遊牧民のカザフ人やキルギス人が用いているユルタ・ユルトはほぼ同じ形状で、軽量・携帯に楽で、組立てと解体が簡単。移動生活に便利。 とか


周辺の景色

素晴らしい\(◎o◎)/! の一言

左手はポニー牧場


野外ステージ
モンゴル村に子供たちが多勢來るころには賑やかなステージになるのでしょうね


ゲル
見た目より確りとした造りになっています


ゲルの内部
天井の高さも充分で居住性は良かったです。 中央にはマキストーブが設置され煙は天井中央から抜ける構造です。


ゲルの天井
モンゴル風の紋様が鮮やかに描かれた木製の傘の骨のような骨格材が張られて趣きがありました。

満天の星空の下、北の大地の息吹を感じながら自然に抱かれて眠る。 なんて、素敵ですね。

屯田兵住宅
敷地内には、実際に屯田兵が使っていた家屋が移設されていました

※この施設ではありませんが、やはり自然の中の宿泊を売り物にしている施設で宿泊したことがあります。
 電気・ガス・水道はなく、井戸水とトイレは相当離れた所にあって夜間は一切の照明なし。漆黒の闇が一帯を包みます。

 たまたま降りしきる雨の中で傘を差して懐中電灯を持って結構な距離があるトイレまで行って真っ暗の中で用を足し、ヘビの出るような道を足を泥だらけにして山小屋に戻り、飛び交う虫を払い除けながら壁を這う蜘蛛やハガチ(手の平大のムカデ)を避けて、ジットリと湿っぽい布団に潜り込むと小型ムカデに足を刺されても治療薬もなく、雨水で洗ったのみで床に就いてひたすら朝を待つ。
 綺麗に見える川の清流は、よくよく見ると小さなミジンコ様の生き物が沢山泳いでいたり、井戸水もコップに移してみれば薄茶色。 極端に清潔好きな人は生活しにくい環境かもしれません。

 山小屋に『所謂、悪い人』が数人で凶器を持って訪問してきても隣の山小屋の宿泊者も素性知れずの人たちなので、結局対応は自分だけですし、山中ゆえに怪我や急病になっても対応までには、数時間から半日はかかります。 足をくじいただけでも帰れなくなります。

 現代人の多くの人にとっては、自然は厳しさのみではないかと思いました。

『家族と一緒に 自然と触れ合う』等々という言葉は耳触りの良い言葉ですが、現実には『管理された自然の中で、自然の一部と触れ合う』というのが適切で、旭川モンゴル村のような環境が一番しっくりするのかもしれません。
 
 北海道が蝦夷地と呼ばれていた時代に屯田兵として内地から未開・極寒の北の大地に派遣された屯田兵と家族の希望と困惑、苦労、辛抱、忍耐、怖れ、努力などの1万分の1程度は理解できた気がしました。
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